50%以上の工数削減で、回収率はそのまま。督促業務を“人手頼み”から脱却。

㈱ROBOT PAYMENT

  • 業 界
    金融
  • 活用事例
    SMS 発信IVR
  • 事業内容
    企業間取引における「決済」や「請求業務」の効率化を支援するクラウドサービスを提供するフィンテック企業です。継続課金事業者向けの「サブスクペイ」、請求業務を自動化する「請求管理ロボ」、業務そのものをアウトソースできる「請求まるなげロボ」などを展開。業務負荷の軽減やキャッシュフローの改善を通じて、企業の成長とDX推進をサポートしています。
  • URL
    https://www.robotpayment.co.jp/
導入前
掛け払い決済サービス「請求まるなげロボ」の運用にて、請求業務の繁忙期である月末月初に人手が不足し、未収対応を含む業務全体に大きな負荷がかかっていた。
導入後
未収回収率を維持したまま、督促業務の50%以上を自動化。業務負荷を大幅に軽減し、効率的な運用が可能に。

サービス拡大の裏で増していく業務負荷と“ピーク時の対応逼迫”

ご担当者様の業務内容について教えてください。

石地様: 私は、「請求まるなげロボ」というプロダクトの責任者(プロダクトマネージャー)を務めています。主な役割は、新しい機能の企画や既存機能の改善、市場のニーズに合わせた戦略立案など、プロダクト全体の方向性を定めることです。

 

別所様: 私は、「請求まるなげロボ」をご利用いただいているお客様への請求に関わる一連の業務を担当しています。具体的には、請求書の作成や発送、お客様からの入金確認、そして入金が確認できない場合の督促連絡などです。

オートコールサービスを検討した背景をお聞かせいただけますか?

石地様:弊社サービスをご利用いただくお客様が増えるにつれて、請求関連の業務量が大幅に増加し、従来のやり方では対応が難しくなってきました。このままでは、お客様への対応品質の低下や、社員の負担増に繋がりかねないという危機感があり、業務プロセスの見直しが急務となりました。

そこで、人員を増やすか、システムを導入して業務効率を上げるか、という二つの選択肢で検討を始めました。人を増やすことも一時的な解決策にはなりますが、採用や教育には時間とコストがかかりますし、業務の属人化という課題も残ります。一方で、システムを導入することで、定型的な業務を自動化し、社員がより創造的な業務に集中できる環境を作れるのではないかと考え、システム導入の検討に至りました。

ソクコム導入前はどのような課題がありましたか?

石地様: 督促業務に関しては、時間的・精神的な負担が大きいものでした。お客様へお支払いをお願いする連絡は気を遣う場面も多く、担当者によっては「督促業務はできれば避けたい」という声も聞かれました。これは、採用の際にも少なからず影響し、人員確保の面でのハードルにもなっていたと感じています。

 

別所様: 特に月末は、新規の請求書発行業務と前月分の請求に対する支払い期日が重なるため、経理部門全体の業務が非常に逼迫していました。また、電話での督促が中心だったため、お客様とタイミングが合わず、複数回電話を行わなければいけないといった課題もありました。

“負担軽減”と“成果維持”を同時にかなえたオペレーション改革

ソクコム導入後はどのような変化がありましたか?

別所様: 最も大きな効果は、督促業務にかかる工数が50%以上も削減できたことです。これまで手作業で行っていた多くのプロセスが自動化されたことで、より付加価値の高い業務に時間を割けるようになりました。精神的な負担も大幅に軽減され、「急いで電話をかけなければならない」といったプレッシャーから解放され、落ち着いて業務に取り組めるようになったという声も上がっています。

石地様: イレギュラーなケースを除けば、基本的な督促業務はソクコムで自動的に完結できるようになったため、業務全体の平準化にも繋がりました。以前は人的ミスによる連絡漏れが稀に発生していましたが、ソクコム導入後はそういった心配もなくなりました。多くのお客様は、繋がりさえすればすぐにお支払いいただける状況だったため、ソクコムによって確実かつ効率的に連絡できるようになったことは、回収率の向上にも貢献していると感じています。

ソクコム導入の決め手は何でしたか?

石地様: 特に大きかったのは「フロー構築のUI(ユーザーインターフェース)の分かりやすさ」と「自動化への強み」です。デモンストレーションで拝見したフロー構築画面が非常に直感的で、ドラッグアンドドロップ操作で簡単に自動応答のシナリオを作成できる点に魅力を感じました。他社様の類似サービスとも比較検討しましたが、ソクコムは特に「自動化」という点に強みがあると感じました。他社製品の中には、既存オペレーターの業務サポートを強化するものが多かったのに対し、ソクコムは単純作業に近い定型的な業務を積極的に自動化し、工数削減に大きく貢献してくれるという印象を受け導入を決めました。

今後取り組まれたいことや当社への期待があれば教えてください。

石地様:今後は、現在活用している督促業務以外にも、ソクコムの利用範囲をさらに広げていきたいと考えています。具体的には、未収金への督促に加えて、各種書類の送付依頼を自動で行うリマインドや、お客様からのお問い合わせに対する一時受け対応など、幅広い業務での応用を検討しています。将来的には、「請求まるなげロボ」といった特定のプロダクトにとどまらず、全社的な業務効率化ツールとしての活用も視野に入れています。また、AIエージェントのさらなる進化にも大いに期待しています。

貴重なお話をありがとうございました!

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