就活生との電話接続数が約2倍に。業界No.1を目指すポートが「ソクコム」で面談体制を変革
ポート㈱
-
- 業 界
- 人材
-
- 活用事例
- 発信IVR
-
- 事業内容
- ポート株式会社は、「社会的負債を、次世代の可能性に。」を掲げ、人材・エネルギー領域を中心とした成約支援事業で、社会課題の解決に挑む東証グロース市場上場企業です。 中核事業の一つである人材領域では、「就活会議」「キャリアパーク!」「みん就」などのメディアやエージェントサービスを展開し、新卒・若手人材のキャリア支援を包括的に提供。国内250万人以上のユーザー基盤を持ち、同領域における業界No.1を目指しています。
- 導入前
- カウンセリング設定数を増やすためには、まず就活生求職者との電話接続数を増やす必要がありました。しかし、従来の手動発信やツールでは通電数の壁に直面し、十分な接点を作ることができませんでした。
- 導入後
- IVRを活用した自動発信により、就活生との電話接続数が約2倍に増加。カウンセリング設定に向けた接点創出を効率化し、業界No.1を目指すキャリア支援体制の強化につながりました。
電話がつながらなければ、面談は始まらない――「学生との接点創出」に限界を感じていた
ご担当者様の業務内容について教えてください。
新井様:同社では、若手人材のキャリア支援に特化した人材紹介サービス「就活会議エージェント」「キャリアパークエージェント」「みん就エージェント」を運営しております。その中でも、就活生との最初の接点を担うカウンセリング設定グループは、事業成長の基盤となる非常に重要な部門であり、その業務全般を管理しています。
熊川様:私は、カウンセリング設定グループの現場責任者として、日々のオペレーション管理をしています。オペレーター一人ひとりのパフォーマンスを最大化し、チームとして最高の成果を出すことで、一人でも多くの就活生の方とのカウンセリング機会を創出する役割を担っています。
システムの導入を検討した背景をお聞かせいただけますか?
新井様:同社では「新卒紹介業界でNo.1になる」という大きな目標を掲げています。その中でも、求職者との最初の接点を担う「カウンセリング設定グループ」は、事業成長に直結する極めて重要なポジションです。目標達成のためには、従来のやり方を見直し、業務プロセス全体を抜本的に変革する必要がありました。
面談数を増やすには、まず接点そのものを増やすことが必要不可欠です。特に、カウンセリング設定数を最大化するためには、まず接点そのものである架電業務の効率化が不可欠でした。
もちろん、オペレーターの採用を強化して人的リソースで対応する案もありますが、採用や教育には時間がかかりますし、人を増やせば成果が比例して伸びるわけでもありません。「このままでは目標達成は難しい」という危機感もありました。
そこで、人の力とシステムの力を高いレベルで融合させることで、生産性を飛躍的に向上させられないかと考え、発信業務を自動化できるツールの導入検討に至りました。
ソクコム導入前はどのような課題がありましたか?
熊川様:導入前の最大の課題は、「通電数の確保」でした。
就活生とのカウンセリングを設定するためには、まず電話で“繋がること”が最初の関門です。しかし当時は、一人の就活生と接触するまでに何度も電話をかける必要があり、業務の多くが“繋がるまでの作業”に費やされていました。通電率はわずか5%程度に留まることもあり、オペレーターは勤務時間の大半を「繋がらない電話をかけ続ける」という非効率な時間に費やしていました。
また、以前使用していたツールはUIが煩雑で、リスト投入や配信設定にも手間がかかっていました。操作に時間を取られることで現場オペレーターの負荷も大きく、業務の生産性を高める上で大きな障壁となっていたのです。
「成果に繋がる会話」にたどり着く前段階で、すでに多くのリソースが消費されてしまうことが最大のボトルネックでした。
電話は“かける”から“つながる”へ――面談までのスタートラインが変化
ソクコム導入後はどのような変化がありましたか?
熊川様:ソクコムを導入して最も大きく変化したのは、「通電数の向上」です。
IVR(自動音声発信機能)を活用することで、これまで手作業で行っていた発信業務を自動化し、オペレーターが学生と直接対話できる件数(通電数)は、導入前の約2倍にまで増加しました。
発信する母数が増えるため通電率自体は下がりますが、それ以上に“繋がる数”が増えたことで、最終的なカウンセリング設定数の大幅な向上に繋がっています。
また、発信作業が自動化されたことにより、スタッフは本来注力すべき「繋がった後のコミュニケーション」や「フォローアップ」に時間を使えるようになりました。これまで「繋がらない時間」に費やしていた労力を、学生との対話に集中できるようになったことで、業務の「質」も向上したと感じています。まさに「量」と「質」の両面で大きな改善効果を実感しています。
ソクコム導入の決め手は何でしたか?
熊川様:決め手は大きく3つあります。
まずはUIの使いやすさです。ソクコムは直感的に操作でき、リストの登録や配信設定もスムーズに行えました。以前使用していたツールはUIが複雑で、設定に時間がかかり、「使いにくい」という声も多かったため、導入後すぐに運用を始められた点は大きな魅力でした。
次にコストパフォーマンスです。長期的な運用を前提とした上で、ツール変更によるコスト増が懸念でしたが、以前よりも費用を抑えつつ、機能面は強化される内容でしたので、費用対効果の高さも大きな要因です。
最後にサポート体制の安心感です。導入前後を通じて、電話やチャットでの即時対応に加え、訪問によるサポートも受けられた点は非常に心強く感じました。単なるツール提供にとどまらず、導入後も伴走していただける体制が整っていたことは、導入の決め手として非常に大きかったです。
今後取り組みたいことや当社への期待があれば教えてください。
新井様:まずは、掲げている「新卒紹介業界No.1」という目標を実現するために、全国で最も多くのカウンセリングを実施できる体制をつくることが当面のチャレンジです。
その実現のためには、今後もFoonzさんに伴走いただきながら、ツールを最大限に活用し、より多くの価値を創出していきたいと考えています。
熊川様:今後は「就活生と対話する」という最も価値の高い業務に集中できるよう、LINE連携機能の強化などを通じて、さらなる業務自動化を進めていきたいです。
また、7月からは中途領域においてもソクコムの導入を決定しており、今後は新卒・中途の両面で、事業拡大を支える基盤としてご協力いただけることを期待しています。
貴重なお話をありがとうございました!
■ポート株式会社 所在地:東京都新宿区北新宿2-21-1 新宿フロントタワー5F 代表者:代表取締役社長CEO 春日博文 設 立:2011年4月 資本金:2,421百万円(2025年3月末時点) URL:https://www.theport.jp/ ■主な運営サービス ≪人材領域≫ 就活会議 https://syukatsu-kaigi.jp/ キャリアパーク https://careerpark.jp/ キャリアパーク就職エージェント https://careerpark-agent.jp/ みん就 https://www.nikki.ne.jp/ 就活の未来 https://shukatsu-mirai.com/ イベカツ https://evekatsu.com/ ≪エネルギー領域≫ エネチョイス https://enechoice.jp/ ≪新規領域≫ マネットカードローン https://ma-net.jp/card-loan
IVRの導入をご検討している方は
こちらから