SMS・ショートメールが届かない原因とは?困ったときの原因と対処法を解説-ソクコム

2024.08.08

SMS・ショートメールが届かない原因とは?困ったときの原因と対処法を解説

SMSは、メールやチャットに比べて到達率が高いといわれている連絡ツールの一つです。しかし、送受信がうまくいかず、対応に困っている方もいるのではないでしょうか。

SMSは電話番号宛にメッセージを送ることから信頼性が高く、緊急性のあるやり取りで使われる傾向にあります。そのため、SMSが届かないという場合は早急な対応が求められるでしょう。

本記事では、SMSが届かない原因と対処法を解説します。SMSに代わる連絡手段についてもまとめているため、ぜひ参考にしてください。

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SMSが届かない原因と対処法

SMSが届かないときは、送信側と受信側それぞれの原因を突き止め、対処することが大切です。

 

ここでは、受信設定や電波状況、端末のメモリやプランなどSMSの「受信側」に多く見られる原因と対策について解説します。

受信設定を確認する

SMSが届かない場合、そもそもメッセージが届くようになっているか受信設定を確認しましょう。ここからは、キャリアやOS、アプリにおける受信設定の確認・変更方法について詳しく解説します。

ブロックや拒否設定を解除する

SMSでブロックや拒否設定をすると、相手からメッセージが送られても届きません。ブロックリストや拒否リストに登録されている番号を確認し、必要に応じて解除しましょう。

 

SMSの拒否設定には、大きく2種類があります。

1つ目は、キャリアによる設定です。「迷惑メールフィルター」によってブロックや拒否設定を一括で行っている場合があります。キャリアのSMS受信設定へアクセスし、受け取りたいメッセージがブロックされないように調整しましょう。

 

具体的な設定方法は以下のとおりです。

・ソフトバンク:で「電話番号メールの拒否・許可の設定」を確認する

・auで「迷惑SMSブロックの無効化」を確認する

・NTTを確認する、My docomoで「SMS拒否設定」を確認する

 

 

2つ目は、携帯電話のOS・アプリによる設定です。主に、特定の番号からの拒否設定を行います。iPhoneの場合、電話番号を着信拒否するとSMSにも反映されるため、メッセージを受信できません。アプリや電話帳、端末の設定などから相手の番号が着信拒否になっていないか確認してみてください。Androidを使用している人は、メッセージアプリからSMSの拒否設定を解除しましょう。

通知設定を確認する

SMSを受信できても、それが通知されないとメッセージに気づけません。携帯電話の通知設定を確認し、SMSが届いたときに通知されるように設定しましょう。

 

まずは、SMSの通知音が鳴るように設定されているか確認します。通知音が小さすぎる場合は、音量を上げてみてください。また、そもそもSMSの通知がオフになっているケースもあります。その際は通知をオンにしましょう。

 

電波状況を改善する

SMSの受信には、電波状況も大きく影響します。電波が不安定だとSMSの受信が遅れたり、正常に届かなくなったりする場合があるでしょう。

 

ここからは、携帯の電波状況を改善する簡単な方法を3つご紹介します。

電波が届きやすい場所へ移動する

下記の場所は、電波が届きにくく、SMSを正常に受信できない可能性があります。

 

・エレベーター

・ビルの高層階

・地下

・建物が密集している場所

・サービス提供エリア外

 

電波状況を示すアイコンを確認し、電波が弱い場合は、窓際や屋外など電波が届きやすい場所に移動しましょう。

機内モードのオン・オフによる再接続を試す

電波の強い場所に移動してもSMSが届かない場合は、機内モードを操作すると状況が改善する場合があります。

 

具体的には、機内モードを一度オンにし、数秒後オフにします。この操作によって、電波状況をリセットしてから端末を電話回線に再接続するため、SMSが届くようになる場合があります。

 

機内モードのオン・オフは、¥iPhoneの場合は「コントロールパネル」から、Androidの場合は「クイック設定パネル」から設定可能です。

Wi-Fiとモバイルデータを切り替える

携帯電話をWi-Fiに接続している場合は、モバイルデータ通信に切り替えましょう。SMSは電話回線を使って送受信するため、基本的にWi-Fiの影響を受けません。しかし、Wi-Fiを経由して通話やSMSができる「Wi-Fi通話」を利用している場合は、Wi-Fiルーターに不具合があると、電波が届きにくくなったり、つながらなくなったりすることがあります。

 

この場合は、Wi-Fiの接続を解除し、モバイルデータ通信に切り替えて様子を見てみてください。Wi-Fiとモバイルデータを切り替えることで、SMSが受信できる場合があります。

端末の最適化を行う

SMSが届かない原因として、端末自体に問題がある場合もあります。メモリ不足、古いOSやアプリ、キャッシュの蓄積などもSMSの受信に影響を与えます。

 

ここからは、端末を最適化する方法を4つ解説します。

メモリ容量を確保する

端末のメモリ容量が不足しているとアプリが動作不良を起こし、メッセージが届きにくくなる場合があります。SMSをスムーズに利用するためにも、不要なアプリは立ち上げたままにしないようにしましょう。

アプリのアップデートを行う

メッセージアプリのアップデートを行い、最新バージョンにしましょう。電波状況が良く、メモリ容量があるのにSMSを受信できない場合は、アップデートすることで問題が解決される場合があります。

 

また、OSのアップデートも受信環境を改善するためには大切です。端末の設定からバージョン情報を開き、OSが最新の状態になっているか確認しましょう。

 

アプリやOSをアップデートする際は、以下の3点に注意して実施してください。

 

・バックアップを取る

・メモリ容量を確保しておく

・Wi-Fiに接続する

端末の再起動とキャッシュ削除を行う

SMSが正常に届かない、アプリがフリーズするなどの不具合が見られる場合は、一度端末の電源を落とし、再起動させましょう。再起動させることで、アプリや端末の動作不良が改善される場合があります。

 

また、キャッシュ削除も効果的です。キャッシュとは、一度見たWebページの情報を端末内に保存する仕組みで、2回目以降のアクセスを円滑にしてくれます。しかし、アクセスしたページの数だけデータが蓄積されるため、溜まりすぎると端末に余計な負荷がかかるのです。

 

修理を検討する

上記の方法を試してもSMSが受信できない場合は、端末自体が故障している可能性が考えられます。キャリアのショップやメーカーのサポートセンターに相談し、修理を検討しましょう。端末の保証期間内であれば、無償で修理できる場合があります。

SMS対応プランを確認する

契約しているプランがSMSに対応していなければ、電波状況の改善や端末の最適化を行ってもメッセージは届きません。キャリアやSIMプランによっては、SMSの送受信が制限されている可能性も考えられます。

 

まず、契約プランのSMS対応状況について、キャリアのWebサイトやサポートセンターで確認しましょう。大手キャリアである、ソフトバンク・au・NTTドコモはいずれもSMSに対応しており、別途申し込みも不要です。

 

格安SIMの場合は、契約プランによってSMS受信の有無が分かれます。インターネット接続のみの「データSIM」で契約すると、通話機能が使えないためSMSも受信できません。ただし、SMSをオプションで追加できる場合もあります。

 

一方。「音声通話SIM」には電話番号が登録されているため、SMSも利用可能です。SMSが利用できない場合は、契約内容の変更を検討しましょう。

 

利用している格安SIMがSMSに対応しておらず、今後必要になる場合はプランを変更しましょう。

 

ただし、格安SIMの場合はSIMカードの交換も必要です。SIMカードの交換だけでなく、プラン変更やSIMカード発行の手数料も必要になる可能性があるため、注意しましょう。通話機能が不要な人は、SMSをオプションで追加する方が、音声通話SIMに変更するよりも費用を安く抑えられます。

 

プラン変更に伴う料金や条件については、事前に確認しておきましょう。

SMSが送れないトラブルの原因と解決策

SMSが届かないのは、電話番号やメッセージを入力する際のミスなど、送信トラブルによる原因も考えられます。ここでは、送信側におけるSMSが送れない原因と解決策を解説します。

正確な電話番号で送信する

電話番号を間違えると、SMSは相手に届きません。自分の情報を知られてしまうリスクもあるため、SMSを送る際は相手の電話番号を再度確認し、正しく入力しましょう。

 

国番号や市外局番などは、電話番号で間違えやすいポイントです。「090」や「080」といった最初の数字も打ち間違いをする可能性があることを考慮し、念入りにチェックしてください。連絡先アプリなどに電話番号が登録されている場合は、コピー&ペーストして入力することでミスを防げます。

 

また、企業においては顧客の電話番号を取得する段階で、正確な情報を入手する必要があります。入力フォームに電話番号の確認欄を設けるなどして、顧客が誤った情報を入力しないよう配慮しましょう。

文字数制限を確認し調整する

SMSの最大文字数を超えると、エラーが出てメッセージを送信できない場合があります。SMSを送信する際は、キャリアや機種ごとの最大文字数を確認し、必要に応じて調整しましょう。ソフトバンク・au・NTTドコモの最大文字数はいずれも全角670文字、半角英数字のみの場合は1,530文字です。

 

格安SIMも、ソフトバンク・au・NTTドコモの回線を利用しているものについては、基本的に同じです。ただし、一度に70文字しか送信できない機種もあります。文字数制限を超える長文メッセージを送信する場合は、複数回に分けて送りましょう。分割する際は、番号を振ったり続きがあることを明記したりすると、メッセージ内容が相手に分かりやすく伝わります。

 

また、絵文字の種類によっては通常のテキストよりも多くの文字数を使用する場合があります。文字数を調整するためには、1つの絵文字や記号が何文字分なのかを確認し、メッセージを作成することが大切です。

 

なお、長文メッセージを分割送信するとき、送った順番通りに相手に届くとは限らない点に注意しましょう。各メッセージの容量や相手の通信環境によって、どの順番で届くかは異なります。順番通りに届かなかった場合でも、メッセージ内容が分かりやすく相手に伝わるような工夫をしましょう。

送信件数の上限を把握する

キャリアによっては、1日に送信できるSMSの件数にも上限が設定されている場合があります。送信件数の上限を超えると、一時的にSMSが送信できなくなる可能性があるため、あらかじめ把握しておきましょう。

 

ソフトバンク・au・NTTドコモにおける送信件数の上限は以下のとおりです。

 

・ソフトバンク:200件/日

・au:200送信/日または3,000送信/月(加入4ヶ月目以降は、200送信/日または6,000送信/月)

・NTTドコモ:200通未満/日

 

ただし、1件あたりの文字数が多いと2〜10件としてカウントされる場合があるため、注意が必要です。一斉送信など、1日に大量のメッセージを送る場合は、できるだけ内容を簡潔にしましょう。SMSの送信件数に関する詳細は、キャリアのWebサイトやサポートセンターで確認してください。

件名や画像添付は控える

SMSはテキストメッセージのみでやり取りするため、件名の入力や画像の添付ができません。そのため、

 

件名や画像を入れてメッセージを送信したい場合は、MMS(マルチメディアメッセージングサービス)を利用しましょう。MMSはSMSに比べると送受信できるデータ容量が大きく、長文でのやり取りも可能です。また、MMSはデータ通信料が発生しますが、それ以外の費用は基本的にかからないため、比較的コストを抑えられます。

 

ただし、MMSは対応しているキャリアが限られている点に注意しましょう。件名や画像を添付したい場合は、自分と相手の端末がMMSに対応しているかを確認することが大切です。

SMS送信サービスを利用する

企業がSMSを利用する場合、顧客管理や一斉送信が難しく、操作に手間がかかる可能性があります。全ての顧客に確実にメッセージを届けるためにも、国内SMS送信サービスを利用しましょう。国内SMS送信サービスでは、Webサイトやアプリから予約配信や一斉送信ができます。サービスによっては到達率や開封率を分析できるため、マーケティング活動に活かせるでしょう。

 

ただし、文字数や送信件数の制限は本来設定されているものと変わりません。件名や画像・動画を送信できない点も同じです。メッセージを作成する際は、少ない文字数で大事な情報を分かりやすく伝えられるように心がけましょう。また、国内SMS送信サービスは、プランによって別途料金が発生する場合があります。例えば、定額制プランで契約した場合、月の配信数を超えた分だけ新たに料金を支払うシステムです。必要な機能を整理し、複数のサービスを比較検討した上で何を利用するか選ぶことが大切です。

SMSの代替手段

SMSがどうしても届かない場合は、他の連絡手段を利用するとよいでしょう。

 

ここでは、SMSの代替手段を2つご紹介します。

メッセンジャーアプリ

SMSに代わる手段として有効なのは、メッセンジャーアプリです。代表的なものとして、LINEやFacebook Messenger、WhatsAppなどが挙げられます。

 

これらのアプリはインターネット回線を利用しており、画像や動画、ファイルなど容量の大きいデータを送受信できます。テキストだけでなく、さまざまな視覚情報を入れることで、より相手に伝わりやすいメッセージを作成できます。

 

また、メッセンジャーアプリは文字数制限がないため、メッセージを細かく分割して送信する手間が省けるのもメリットです。

Eメール

Eメールも、SMSの代替手段として使える連絡ツールです。メッセンジャーアプリと同様、長文メッセージの作成や、画像・ファイルの添付ができます。

 

ただし、Eメールは受信ボックスに埋もれやすく、相手がすぐにメールを確認するとは限りません。SMSのように、緊急度が高いメッセージのやり取りには不向きである点に注意しましょう。送る相手や内容に応じて、SMSとEメールを使い分けることが大切です。

 

SMSやほかの手段を使って顧客にアプローチする場合は、業務が複雑化しないように一括管理することをおすすめします。社内での管理が難しければ、外部への委託も検討しましょう。

まとめ | SMSが届かない原因を突き止めて連絡手段を回復させよう

SMSが届かない原因は、送信側・受信側それぞれにあります。どうしてもSMSが届かない場合は原因を突き止め、トラブルを解決することが円滑なコミュニケーションにつながります。

 

また、SMSだけでなく、アプリやメールなどの代替手段を使って顧客とコミュニケーションを取ることも大切です。顧客はさまざまなツールを使い分けて企業とコミュニケーションを取る傾向にあります。顧客対応を充実させるためには、企業も多様なチャネルに対応する必要があるでしょう。

 

「ソクコム」は、SMSやメールなどさまざまなチャネルを通して、顧客とのコミュニケーション業務を効率化させるオム二チャネル型コミュニケーションプラットフォームです。あらゆるコミュニケーションを一元化するため、管理コストを削減できます。一斉配信や定型文の登録、顧客管理などの便利機能によって、業務効率化や生産性の向上が期待できます。

 

SMSに関する問題を解消する方法や、コミュニケーション業務の効率化を検討している方は、ソクコムのサービスをご検討ください。

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