2024.11.30
0120から始まる電話番号とは?メリット・デメリットを詳しく解説
「新規顧客開拓や問い合わせの際に使う番号を用意したい」
「0800や0120から始まる電話番号など選択肢がありどれを選ぶべきかわからない」
「0120から始まる電話番号を選ぶメリットが知りたい」
上記に当てはまる企業担当者の方は必見です。これから新規顧客開拓や問い合わせの際に電話番号を用意したい場合、フリーダイヤルを検討している方もいるでしょう。
しかし、フリーダイヤルには0120から始まる電話番号の他にも0800などの選択肢があり、「どの番号が適切かわからない」という方もいるかもしれません。
本記事では、0120から始まる電話番号のメリット・デメリットや0800との違いについて解説します。記事をお読みいただければ、0120から始まる電話番号を利用する強みがわかり、新規顧客開拓がしやすくなったり、問い合わせ件数の増加が期待できたりします。
ぜひ最後までお読みください。
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- 目次
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- 0120から始まる電話番号とは?「0800」との違い
- 0120から始まる電話番号は「着信課金電話番号」
- 0120と0800やその他の番号との違い
- 0120から始まる電話番号を利用するメリット5つ
- 企業が使う電話番号のため出てもらいやすい
- 桁数が少なく覚えてもらいやすい
- 発信者に通話料がかからず電話をかけてもらいやすい
- 一般電話と違いオフィス移転しても番号が変わらない
- 顧客からの印象アップにつながりやすい
- 0120から始まる電話番号を利用するデメリット4つ
- 0120から始まる電話番号への着信はスマホで受けられない
- 通話料の負担が増える可能性がある
- 導入コストがかかる
- 迷惑電話や間違い電話がかかってくる可能性がある
- 0120から始まる電話番号を取得する方法
- 通信会社各社が提供しているサービスを利用する
- クラウドPBXを導入する
- 0120から始まる電話番号を導入するなら「ソクコム」へ!
- まとめ
0120から始まる電話番号とは?「0800」との違い
0120から始まる電話番号は、通話無料の「フリーダイヤル」として昔から親しまれています。また、最近では通話無料の電話番号として「0800」も登場しており、違いがわからないという方もいるでしょう。
本稿では0120から始まる電話番号の特徴や「0800」、その他の番号との違いについて解説しますので、参考にしてください。
0120から始まる電話番号は「着信課金電話番号」
0120から始まる電話番号は「着信課金電話番号」と呼ばれています。この電話番号は、電話をかけた側(発信者)ではなく、電話を受けた側(着信者)が通話料を負担する点が特徴です。
広く親しまれている「フリーダイヤル」という用語は、NTTコミュニケーションズが提供しているサービスのことで、各通信事業者によって以下のように名称が変わります。
- フリーダイヤル(NTTコミュニケーションズ)
- フリーアクセス・ひかりワイド(NTT東西)
- フリーコールスーパー(ソフトバンク)
- フリーコール(KDDI)
- フリーボイス(楽天コミュニケーションズ)
発信者は、通話料金を気にする必要がなく気軽に問い合わせできるため安心です。また、0120から始まる電話番号は1985年から提供開始されており、認知度が高いという特徴もあります。
0120から始まる電話番号を利用すれば、問い合わせ件数向上を期待できたり、新規顧客開拓の際に電話をかけても出てもらいやすかったりするため、多くの企業で利用されています。
0120から始まる電話番号は、既存の固定電話番号を取得した状態で各通信事業者から提供されているサービスに加入することで利用可能になります。
0120と0800やその他の番号との違い
0120から始まる電話番号とよく比較されるのが、「0800」番号です。0800から始まる電話番号も同様に着信課金電話番号となり、着信者が通話料を負担しています。元々は0120から始まる電話番号が主流でしたが、番号の枯渇にともなって、0800番号が登場しました。
基本的な仕組みは0120から始まる電話番号と同じですが、知名度に差があります。0120から始まる電話番号は、国内で長く使われてきており、消費者に広く認知されています。そのため、新規顧客開拓の営業電話をかけた際に電話に出てもらいやすいでしょう。
しかし、0800番号は比較的新しい番号で、一部の消費者にはなじみがないため、電話を受ける際に警戒される可能性があります。
また、似た番号として「0570」や「0180」も存在しますが、これらの番号は着信課金電話番号ではなく「ナビダイヤル」や「テレドーム」と呼ばれています。発信者側に通話料が発生するだけでなく、「かけ放題」のような通話定額サービス加入者であっても通話料が発生するため、0120や0800番号と比べると利便性は低いといえるでしょう。
企業が利用する電話番号としては、0120や0800のような着信課金電話番号を利用するのがおすすめです。
0120から始まる電話番号を利用するメリット5つ
0120から始まる電話番号は、企業が顧客問い合わせや架電の際に利用する番号として多くのメリットが存在します。ここでは、0120から始まる電話番号を利用することで得られるメリットを5つ解説します。
企業が使う電話番号のため出てもらいやすい
0120から始まる電話番号は昔から多くの企業で利用されているため、消費者にとっても馴染み深い電話番号です。そのため、電話をかけた際に出てもらいやすい点があります。
とくにテレアポ業務の際には、電話を受け取ってもらえるかどうかが重要なポイントになります。0120から始まる電話番号は「企業からの電話番号」として認識されやすいため、電話に出てもらえる可能性が高まるでしょう。
0800番号も着信課金電話番号ですが、0120から始まる電話番号の方が認知度は高いため、消費者には警戒されにくいメリットがあります。顧客との接触機会を増やすためにも、できる限り0120から始まる電話番号を利用するのがよいでしょう。
桁数が少なく覚えてもらいやすい
0120から始まる電話番号は、携帯電話番号などと比べると桁数が少なく覚えてもらいやすいメリットがあります。たとえば、0120から始める電話番号は10桁なのに対して、携帯電話番号は11桁です。
また、0120から始まる電話番号は、一般電話などと比べて下6桁のみ覚えておけば電話をかけられるため、電話をかけやすい状況も作れます。
電話番号を覚えやすいという点は、企業の認知度アップにもつながり、ビジネスの観点から非常に有効です。
発信者に通話料がかからず電話をかけてもらいやすい
0120から始まる電話番号の大きなメリットとして、発信者に通話料がかからない点が挙げられます。そのため、なにか問い合わせしたいことがあった際に気軽に電話をかけてもらいやすくなります。
たとえば、問い合わせ窓口の電話番号を0120から始まる電話番号にしておけば、顧客からの問い合わせ件数を増やせるでしょう。一般の固定電話を問い合わせ窓口にする場合は通話料がかかるため、消費者からは敬遠される可能性があります。また、待ち時間が長いとクレームにつながるおそれも考えられます。
しかし、0120から始まる電話番号を利用すればそのような心配もなく、顧客から安心して電話をかけてもらえるでしょう。
一般電話と違いオフィス移転しても番号が変わらない
0120から始まる電話番号は一度取得してしまえば、一般電話と違いオフィス移転があった場合でも番号は変わりません。オフィス移転の際は、既存の固定電話番号自体は変わりますが、利用している0120番号についてはそのまま利用できます。
そのため、問い合わせ窓口に0120から始まる電話番号を利用している場合は、新しい番号を周知する必要がなくなります。移転先での業務再開もスムーズになるだけでなく、顧客からの問い合わせが減る心配もありません。
0120から始まる電話番号を利用していて、オフィス移転などにともない元々利用していた固定電話番号が変わった際は、着信課金電話番号を提供している通信事業者に連絡するだけで移行が完了します。
顧客からの印象アップにつながりやすい
0120から始まる電話番号を利用することで、顧客に好印象を与えられる可能性が高まります。発信者側に通話料がかからないため、顧客に対して「通話料を負担してくれている企業」といったイメージを持ってもらいやすくなるからです。
通話料のコスト削減のために、架電する番号は0120から始まる電話番号で、顧客からの問い合わせには、「0570」や「03」のような通話料がかかる番号に設定されているケースもあります。
しかし、0120から始まる電話番号の方が顧客に配慮している印象を与えられ、企業の信頼性向上にもつながるでしょう。
顧客満足度を少しでも高めてリピーターを増やしたい場合は、可能な限り0120から始まる電話番号を問い合わせ窓口に採用することをおすすめします。
0120から始まる電話番号を利用するデメリット4つ
0120から始まる電話番号の導入により多くのメリットが得られます。一方で、全くデメリットがないわけではありません。ここでは、0120から始まる電話番号を利用する4つのデメリットについて解説します。
0120から始まる電話番号への着信はスマホで受けられない
0120から始まる電話番号は、通常の電話番号と異なりスマホの紐づけができないため、電話を受けられません。着信課金電話番号は、基本的に固定電話と紐づけられる仕組みのためです。
そのため、外出中にかかってきた問い合わせをスマホで受けるためには、各通信事業者が提供している転送電話サービスに加入する必要があります。
通話料の負担が増える可能性がある
0120から始まる電話番号は「着信課金電話番号」のため、発信者ではなく着信者側に通話料がかかります。そのため、着信が増えるほど企業側の通話料負担も増えます。
特に携帯電話から着信があった場合は、一般の固定電話からの着信よりも通話料が高くなるため、予想以上にコストがかかる可能性が考えられます。
通話料の参考として、NTTコミュニケーションズが提供しているフリーダイヤルの通話料をご紹介します。
【通話料金(全国一律)】
発信元 | 料金 |
---|---|
一般電話からの着信 | 8.5円(税込9.35円)/180秒 |
携帯電話からの着信 | 10円(税込11円)/20秒 |
公衆電話からの着信 | 30円(税込33円)/60秒 |
導入コストがかかる
0120から始まる電話番号を導入するには、各通信事業者が提供しているサービスを利用するための導入コストがかかります。事業者により費用は異なりますが、発番する番号ごとに1,000円程度が相場です。別途、着信課金電話番号を利用するための月額料金も2,000円〜3,000円程度発生します。
また、スタートアップ企業やこれから会社を立ち上げる場合など、そもそも固定電話の番号自体を取得していない場合は、番号取得のための費用や電話機の用意などまとまったコストが別途かかります。すべて一から用意するとなると、かなりのコストがかかる点には注意しましょう。
迷惑電話や間違い電話がかかってくる可能性がある
0120から始まる電話番号は通話料が発生しないため、意味のない迷惑電話や間違い電話がかかってくるリスクがあります。頻度は少ないかもしれませんが、迷惑電話や間違い電話であっても着信者側に通話料の負担が発生するため、注意が必要です。
また、新しく番号を発番した場合でも、以前別の企業が利用していた番号が再度割り当てられている可能性もあります。その結果、前に利用していた企業宛ての電話がかかってくるケースも考えられます。
迷惑電話や間違い電話を避けるには、通話録音機能を活用したり、自動音声で最初に会社名を名乗ったりするなどの対策をとる必要があるでしょう。
0120から始まる電話番号を取得する方法
0120から始まる番号の取得方法は、各通信事業者が提供するサービスを利用する方法と、クラウドPBXを導入する方法の2つがあります。求めているニーズや予算に応じて、最適な方法を選ぶことが重要です。
それぞれの取得方法について解説するので、参考にしてください。
通信会社各社が提供しているサービスを利用する
0120番号を取得する最も一般的な方法は、NTTコミュニケーションズやソフトバンク、KDDIなどの大手通信会社が提供するサービスを利用することです。通信事業者ごとに着信課金電話番号を提供しており、工事費や月額利用料金が必要です。
回線ごとの工事費の相場は1,000円~2,000円程度で、月額利用料金も1,000円~2,000円がかかります。0120から始まる番号を利用するには、固定電話回線を準備して0120番号に紐づける必要があります。
また、企業の規模によっては、オフィス内にPBX(電話交換機)を導入してビジネスフォンとして利用するためのコストもかかるでしょう。
手間とコスト面がデメリットとなることもありますが、信頼性の高い通信回線を利用できるため、顧客満足度を意識したサービスを提供したい場合におすすめです。
クラウドPBXを導入する
もうひとつの方法として、「クラウドPBX」の導入があります。クラウドPBXとは、インターネット上にあるサーバーを介してビジネスフォンを提供するサービスです。クラウドPBXを利用すれば、オフィス内に物理的なPBX(電話交換機)を設置する必要がなく、インターネット接続さえあれば、パソコンやスマートフォンから0120番号を利用できます。
たとえばソクコムでは、工事不要で03や0120の番号を取得可能です。一つのサービス内で一元管理できるため、導入コストや月額利用料もわかりやすいのが特徴です。
クラウドPBXのメリットは、03の固定電話番号や0120から始まる電話番号を簡単に発行できる点と、豊富なオプション機能を選択できることです。
ソクコムでは、必要なオプションだけを組み合わせて自社に合った契約ができるため、無駄なコストをかけずに導入できます。大規模な設備も必要なく、将来的なオフィスの移転もスムーズに対応できるため、柔軟性を求める企業にとってはおすすめの選択肢です。
0120から始まる電話番号を導入するなら「ソクコム」へ!
これから0120から始まる電話番号のような着信課金電話番号を導入したい場合は、「ソクコム」のようなクラウドPBXサービスがおすすめです。ソクコムは、電話だけでなくメールやSMSなど、顧客とのあらゆるコミュニケーション手段を一元化したオムニチャネル型コミュニケーションプラットフォームです。
ソクコムはクラウドPBXのため、03から始まる固定電話番号や0120から始まる電話番号を工事不要で発行できます。インターネット環境とパソコンさえあればどこでも利用できるため、オフィス内だけでなくリモートワークでの電話対応も可能です。
ソクコムでは多数のオプションが用意されており、そのなかから自社に合わせて必要なオプションを組み合わせて利用できるため、無駄なコストがかかりません。
起業したてでこれから電話番号を用意したい場合や、すでに固定電話番号はあり新しく着信課金電話番号だけを導入したい企業など、さまざまなニーズに対応できます。
着信課金電話番号の導入をお考えの際には、ぜひ「ソクコム」にお問い合わせください。
まとめ
0120から始まる電話番号を導入することで、問い合わせ件数の向上だけでなく企業としての信頼性向上などさまざまなメリットが得られます。0120から始まる電話番号の導入は、企業の状況によってかかるコストが大きく異なります。
具体的には、数名の小規模なオフィスでのみ使用する場合はそれほどコストはかからないでしょう。しかし、電話対応する部署の規模が大きくなれば、PBX(電話交換機)の設置や複数の電話機を用意するコストなど、数十万円以上がかかる可能性もあります。
クラウドPBXであれば、インターネット環境とパソコンがあればどの企業でも導入できるため、可能な限りコストを抑えて0120から始まる電話番号を取得可能です。
問い合わせ件数の向上や、電話対応を通じた企業の信頼性向上を目指している場合は、ぜひ一度「ソクコム」までお問い合わせください。