電話しながら録音する方法は?通話内容を記録するメリットと注意点を解説-ソクコム

2024.07.13

電話しながら録音する方法は?通話内容を記録するメリットと注意点を解説

仕事で電話を使用している際に、「スマートフォンで通話中にメモが取りたい」「大事な商談内容を後で確認したい」「最近発注ミスが増えているので、改善のために通話を録音したい」と考える人もいるでしょう。この記事では、iPhoneやAndroidで通話中の録音方法やおすすめ録音アプリを紹介します。また、電話をしながら録音する際の注意点もまとめました。

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電話しながらiPhoneで通話を録音する方法

社用のiPhoneで電話をしながら通話を録音する方法は、「ボイスメモを利用する」「通話録音アプリを使う」の2つがあります。

ボイスメモを利用する

iPhoneには標準で「ボイスメモ」アプリが搭載されています。通話中にボイスメモを起動し、録音ボタンを押すだけで録音できます。

 

録音データは「.m4a」という形式で保存されるため、別アプリに読み込んで編集や文字起こしに活用できます。iCloudと同期させれば、音声データがクラウドにも残るため、バックアップも安心です。ただし、自分の発言のみが録音されるため、相手との会話を録音したい場合は、別の方法を検討する必要があります。

通話録音アプリを使う

ボイスメモ以外にも、専用の通話録音アプリを使う方法があります。おすすめのアプリを以下に3つ紹介します。

TapeACall

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TapeACallは、着信や発信時だけでなく、通話中の会話も録音できるアプリです。録音したデータは専用のクラウドストレージに保存され、必要に応じて共有も可能です。ZoomなどのWeb会議ツールの音声も録音可能で、録音データにラベル付けができるため、整理しやすいのも魅力です。

コールレコーダー

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iOS 13.0以降のiPhoneで利用可能で、シンプルな操作性と時間無制限の録音が特徴です。着信・発信直後にワンタップで録音を開始できるなど、操作性にも優れます。

PCM録音

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高音質な録音とiCloudバックアップ、長時間録音、リピート再生などの機能を備えたアプリです。再生スピードの変更や録音データのカット・トリミング、削除したデータの復元などもできます。豊富な機能を備えており、App Storeのレビューでも高い評価を得ています。

電話しながらAndroidで通話を録音する方法

Androidでの通話録音方法も、iPhoneと同様、Android機種に標準装備された録音機能を使う場合と、通話録音アプリを使う方法があります。

機種の録音機能を使う

Android機種に標準搭載されている通話録音機能を使う方法です。例えば、シャープの「AQUOS」やサムスンの「Galaxy」には通話録音機能が備わっており、通話中の画面で録音アイコンをタップするだけで簡単に録音を開始できます。

 

Galaxyで録音機能が見当たらない場合は、Google Play ストアで「Samsung Voice Recorder」と検索し、アプリをインストールすることで利用可能になります。ただし、すべてのAndroid機種に録音機能が搭載されているわけではないため、自身の端末で利用可能か確認しておく必要があります。

通話録音アプリを使う

Android用の通話録音アプリも数多く存在します。以下におすすめのアプリを3つ紹介します。

通話レコーダ―(Appliqato)

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シンプルなインターフェースながら高品質な録音が可能で、Googleドライブとの同期により、端末のストレージ空き容量を気にせずに利用できます。録音データにはメモを付けられるので、通話内容を簡単に把握できます。また、録音データはSNSでシェアすることも可能です。Android 10以上の端末で利用可能です。

通話レコーダー(lovekara)

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通話中の会話を自動で録音してくれる機能が特徴で、オプションリストから名前やグループ、時間によって録音データの分類もできます。録音データはmp3ファイルに変換してSDカードに保存可能です。シンプルで分かりやすい操作性が特徴です。

通話録音 (ACR) :

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録音後のデータ管理機能が充実した通話録音アプリで、録音データの共有、ファイル名の変更などが手軽にできます。また、通話録音の対象を個別に設定できるのも便利です。

 

Androidの通話録音アプリは、端末との相性やアプリのアップデートによって録音が上手くいかない場合もあるため、インストール後に動作確認を行っておくことをおすすめします。また、アプリを選ぶ際は、音質や操作性、文字起こし機能の有無、録音データの保存・管理方法など、必要な機能を比較検討すると良いでしょう。

外部機器を使った通話録音方法

マイクやICレコーダーを使っても通話録音が可能

スマホアプリ以外にも、外部機器を用いて通話を録音する方法もあります。以下で2つご紹介します。

専用のガジェットを使用する

Waytronicなどのメーカーがリリースしている、Bluetooth接続で通話を録音できる専用のガジェットを利用する方法です。録音したいスマートフォンとBluetoothでペアリングすることで、通話の録音が可能になります。接続された機器の内部音声を録音するため、高品質で録音可能です。

 

一部の機器ではSkypeやWhatsAppなどのソーシャル通話の録音にも対応しています。iPhoneとAndroidのどちらにも対応する製品が多いため、自身のニーズに合わせて選ぶと良いでしょう。

ボイスレコーダー(ICレコーダー)を使用する

通話中にスマートフォンを「スピーカーモード」にし、外に出た音声をボイスレコーダーで録音する方法です。機器によっては、音声を検知すると同時に自動で録音が開始されるものもあります。ボイスレコーダーを使う利点は、スマートフォンのストレージ空き容量を気にせずに利用できる点ですが、マイクで音を拾うため。周囲の雑音が入り込む可能性があるのが欠点です。

 

ほかに、ICレコーダーに耳に装着するタイプのマイクを接続して、通話を録音する方法もあります。この方法であれば、後述する会社の固定電話でも通話録音が可能です。

法人向け通話録音サービス

個人では利用できないキャリアの通話録音サービスですが、法人向けには各社がサービスを提供しています。

ドコモ:通話録音サービス

ドコモ回線の携帯電話の通話を、自動で録音できるサービスです。録音内容を確認したいときに、サーバーにアクセスして必要な音声をチェックできます。1回線から契約が可能で、利用可能なスマートフォンの機種に制限がありません。

 

特に必要な操作はなく、通話が始まると、発信者、着信者両方に「通話は録音されます」とアナウンスが流れ、通話の録音がスタートします。また、ビジネス向けプランを利用する場合は、サーバーの設定から依頼が可能で1回線1,500円~で利用できます。

KDDI:通話録音機能

契約した電話から発信する際に6桁の番号を付けて電話するだけで、その通話を録音します。 録音した音声は、音声ファイルに変換され、サーバーへ送信される仕組みです。

 

自動録音も可能で、録音データは顧客へ送信後に機器から削除されるため、セキュリティ面でも安心です。初期費用は3,300円~です。

ソフトバンク:通話録音サービス

記録された音声はソフトバンクのサーバー内に保存され、必要なときに音声を聞けます。ソフトバンクのスマホや携帯電話を利用していれば、そのまま端末を使えるため初期費用は10,000円~となっています。

固定電話の録音方法

次に、社用電話がスマートフォンでない場合の、固定電話の通話を録音する方法について解説します。

 

大規模なコールセンターなどでは「通話録音システム」を導入していますが、「電話でのヒアリングを基に企画書を作成したい」「取引の通話をバックアップしておきたい」という目的の場合は、以下の2つが有効です。

通話録音機能付きのCTIシステムを導入する

CTI(Computer Telephony Integration)とは、電話機やFAXをコンピューターと連携するシステムのことです。CTIシステムを導入することにより、コンピューターから架電したり、着信番号によって電話機を自動分配したりするなどの業務効率化を図れます。

クラウドPBXを導入する

PBXは「Private Branch eXchange」の略称で、内線や外線など社用電話の音声通話を制御・管理する交換機を指します。「クラウドPBX」とは、この交換機としての機能をクラウド上で提供するサービスで、録音機能がついている場合が多くあります。

 

ハードウェアを用意する必要がないため初期費用を抑えられるのと同時に、短期間で環境を構築できるというメリットもあります。

ビジネス通話録音のメリット

笑顔で電話に答える男性

ここからは、通話録音をビジネスで活用するメリットについて解説していきます。

伝言ミスを防止する

電話で伝言を受ける際、メモを取る側の聞き間違いや、言い回しのとり違えなどによってミスが発生するケースがあります。特にスマートフォンでの通話中はメモを取るのが難しいですが、通話が録音されていれば、後から内容を確認でき、ミスを防げます。

取引の内容を記録する

取引でクレームやトラブルが起きた際にも、過去に遡って当該の取引に関する通話内容を確認できます。これにより、電話での「言った、言わない」のトラブルを回避できます。

顧客満足度の向上につながる

録音機能を使用することで、通話が聞き取りづらいときに何度も顧客に同じ質問をする必要がなくなります。また、数字の間違いや発注ミスが減るため、顧客満足度の向上につながるでしょう。

顧客データを蓄積できる

カスタマーサポートを担当する部署であれば、通話の録音により、顧客データを蓄積できます。そのデータを分析すれば、何度も出てくる単語や商品名から顧客ニーズを把握でき、新商品の開発に役立てられるでしょう。

通話を録音する際の注意点

通話を録音すること自体は、日本の法律上は問題ありません。しかし、トラブルを避けるためにも、以下の点に注意が必要です。

通話中の相手へ録音の許可を取る

通話中に録音をする場合は、マナーとして、通話している相手に録音の必要性を説明し、許可をとる必要があります。通話録音には、自分だけでなく通話している相手の情報も含まれるためです。

個人情報の取り扱い には注意する

録音データの扱いには、くれぐれも注意が必要です。勝手に通話を録音して、その音声をインターネット上に掲載すると、名誉棄損やプライバシー侵害となる可能性があります。

 

総務省が公開している「個人情報保護」には、「個人データを安全に管理する必要性や本人の同意なく第三者にデータを提供してはならない」と記載されています。

 

参照:総務省|個人情報保護

 

通話録音は違法?

通話の録音は法律上、問題ありません。しかし、録音データの取得方法に違法性がないかが重要です。顧客の個人情報が含まれる場合は、相手に承諾を得る必要があります。また、個人情報保護法に基づいた利用目的の公表やデータの管理に注意が必要です。

 

イギリスやドイツ、アメリカの一部地域では通話録音は事前に許可を得ないと違法になる場合があります。海外の顧客と通話する場合には、国の法律に反していないかを事前に確認しておきましょう。

まとめ

通話をしながら録音する方法について解説してきました。録音は、スマートフォンに入っている無料アプリや通話録音アプリをダウンロードして使用する方法や、固定電話ではクラウドPBXを利用する方法があります。

 

通話の録音自体は手軽にできますが、録音データには個人情報が含まれる可能性があります。そのため、取り扱いには注意が必要です。

 

業務上での通話録音を実現したい場合は、ソクコムをご検討ください。ソクコムは電話、メール、SMSなどを顧客と企業とつなぐコミュニケーションを一元化したプラットフォームです。

 

クラウドPBXのため、機器の設置や配線工事は不要です。また、03(固定電話)、0120(フリーコール)、050の番号にも対応可能です。

 

通話の全録音や文字起こし、音声保存期間の延長などの多彩なオプションにも対応しています。お問い合わせから最短で5営業日から使用できますので、お気軽にお問い合わせください

 

 

ソクコムの導入事例もございます。詳しくは以下の記事をご覧ください。

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