SMSとSNS:企業が知っておくべき違いと使い分け方-ソクコム

2024.07.16

SMSとSNS:企業が知っておくべき違いと使い分け方

SMSとSNSの特徴を理解し、ビジネスへに活用することは、現代の企業にとって重要な課題です。両者の長所を活かし、適切に使い分けるのがマーケティングを成功させる近道となります。

本記事では、SMSとSNSの基本的な違い、送信システム、料金体系などを解説します。さらに、両者のメリット・デメリットや考慮すべきリスク、実際のビジネス事例などにも触れます。

本記事を読めば、SMSとSNSの特性を深く理解し、自社のマーケティング戦略へ効果的に取り入れるためのヒントが得られます。自社の事業やターゲットに合わせ、SMSとSNSを活用した効果的なマーケティングにチャレンジしましょう。

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SMSとSNSの基本的な違いとは

スマホに表示されたSNSのイメージ

SMS(Short Message Service)とSNS(Social Networking Service)は、本質的な目的や特徴が異なります。

 

SMSとは、携帯電話番号を使ってメッセージを送受信するサービスです。一方、SNSとはオープンな場で情報を共有するコミュニティ型のオンラインサービスです。

 

企業がSMSやSNSを有効活用するには、それぞれの特性を理解し、目的に合わせた適切な使い分けが重要となります。

SNSとSMSの主な違いを、以下の表にまとめました。

SMSSNS
宛先携帯電話番号SNSのアカウント
送信できる文字数基本的に制限されているSNSごとに異なる
ファイルの添付の可否基本的には不可大半のSNSで可能
開封率開封率が90%以上と高いスパム扱いされるケースも多い
管理の手間電話番号と紐付けられており容易相手が使っているSNSを利用する必要がある

メイン機能の違いとその影響

SNSは複数のオープンなコミュニケーションが主体であるのに対し、SMSは1対1が原則です。こうしたメイン機能の違いについて、以下の表にまとめました。

プラットフォームの種類機能の違いによる影響
SMS・拡散はしない ・コミュニケーションは1対1 ・一方向もしくは双方向 ・ユーザーへの確実な通知に向いている
SNS・不特定多数の人に情報が拡散しやすい ・双方向コミュニケーションが可能 ・認知度向上・ブランディングに向いている

SMSとSNSの送信システムと仕組みの違い

SMSとSNSでは、メッセージの送信システムと仕組みに大きな違いがあります。

 

SMSの送信システムには、片方向型と双方向型の2種類があります。片方向型のメッセージ送信の流れは、以下のとおりです。

  1. 送信者(SMSチャネル)がメッセージを作成
  2. メッセージがSMSC(ショートメッセージサービスセンター)を経由
  3. 受信者のデバイスに届けられる
  4. 受信者から送信者へのメッセージの返信はできない

双方向型では以下のような仕組みでメッセージが届けられます。

  1. 送信者(SMSチャネル)がメッセージを作成
  2. メッセージがSMSC(ショートメッセージサービスセンター)を経由
  3. 受信者のデバイスに届けられる
  4. 受信者が返信する
  5. 返信メッセージがSMSCを経由してAPIに送られる
  6. 送信者に返信される

一方、SNSはSMSのような1対1のやりとりではなく、オープンなコミュニケーションが特徴です。SNSではユーザーの投稿が注目を集め、多くのリアクションが得られれば拡散されます。しかし、投稿の拡散はユーザーの行動だけでなく、各SNSのアルゴリズムにも影響されます。

 

アルゴリズムとは、一定の規則や関連性に基づいてユーザーに適切なコンテンツを提供する仕組みです。各SNSのアルゴリズムは非公開であるため、自社の情報を拡散したい場合は。各SNSの特性を理解してアルゴリズムを予測しつつ、戦略を立てて改善や改良を繰り返すことが重要です。

 

なお、SNSには投稿だけでなく、以下のような機能もあります。

機能説明
投稿 写真、動画、短文、ブログ、生配信などを投稿できる
プロフィール公開自身の基本情報や写真を公開し、ほかのユーザーと共有できる
メッセージ送受信直接メッセージのやり取りが可能
友だち検索友だちや同じ趣味の人を検索
コミュニケーション機能「いいね」やコメントなどを通じて、ほかのユーザーと交流できる
グループ機能特定のメンバーで情報・ファイルのやり取りができる
音声通話やビデオ通話ユーザー間でリアルタイムの通話が可能
画像や動画の共有メディアコンテンツの共有が可能で、視覚的な情報の交換が行える
タイムライン機能ユーザーの投稿や活動を時系列で表示する

企業がSMSとSNSをどのように活用できるか

SMSのイメージ

企業がSMSとSNSをどのように活用できるかについて、以下の3つのポイントから解説します。

SMSはユーザーとの直接的な連絡手段として活用できる

SMSは開封率が高く優れたリーチ力を持っているため、企業からユーザーへの直接的な連絡手段として効果的です。SMSは、以下のような用途に活用できます。

・本人確認のための二段階認証

・企業からのお知らせやアンケート送信

・予約確認のリマインド

・緊急連絡などの通知

・購買プロセスの促進

・実店舗への誘導

SMSは郵送のダイレクトメールや電話と比べて通信コストを削減でき、一斉送信が可能なため、時間やリソースを節約できます。また、ガラケーにもスマホにも標準装備されているため、ほぼすべての携帯電話ユーザーにアプローチできます。

SNSはブランドの認知度向上に役立つ

一方のSNSは、以下のような企業のマーケティング施策に役立ちます。

・ブランディング

・イメージ戦略

・製品・サービス情報の継続的な発信

・ユーザーとのエンゲージメント(信頼関係)構築

SNSマーケティングには多くのメリットがあります。まず、ターゲティング広告によって自社の商品やサービスに関心を持つ潜在顧客に効率的にアプローチできます。また、ユーザーとのエンゲージメント構築により、リピーターの獲得が期待できます。

 

また「SNS広告」は、比較的低コストで実施でき、コストパフォーマンスに優れています。加えて、ユーザーによるシェアによって、情報が急速に拡散する可能性があります。

 

SNSを活用すれば、企業は効果的に知名度を上げられる可能性があります。例えば、サムスンはGalaxyの認知度向上のため、Instagramで「「#Galaxyカメラ部」というハッシュタグのキャンペーンを行い、大きな反響を得ました。

SMSとSNSの法人向け機能やプランについて

企業がSMSを効果的に活用するためには、法人向けの特別な機能やプランの利用が有効です。法人向けSMS配信サービスには、以下のような機能があります。

 

送信方法特徴
Web管理画面からSMS送信・インターネット環境とパソコンのログインのみで利用可能 ・個別送信と一斉送信に対応
API連携でSMS送信・APIによりシステムへの組み込みが容易 ・SMS認証専用APIを利用し、パスワード生成、配信、認証まで可能

上記の機能を活用すれば、企業は一括送信、個別送信、予約送信など用途に合わせたSMS送信が可能になります。

マーケティングに役立つSMSとSNSの使い分け

マーケティングにおいては、目的に応じてSMSとSNSを効果的に使い分けることが重要です。SMSは高い開封率と優れたリーチ力が特徴で、1対1のコミュニケーションであることから、以下のような用途に適しています。

・企業からのお知らせやアンケート送信

・予約確認のリマインド

・緊急連絡などの通知

・購買プロセスの促進

・実店舗への誘導

一方のSNSは、低コストでユーザーエンゲージメントの構築が可能です。SNSが適しているマーケティング分野は、以下のとおりです。

・企業のブランディングやイメージ戦略

・製品・サービス情報の継続的な発信

・ユーザーエンゲージメントの構築

ターゲットに応じたメッセージ配信

ターゲットに応じた「セグメント配信」には、SMSが有効です。セグメント配信とは、配信リストから対象となるユーザーを条件で絞り込んでメッセージを送信するマーケティング手法です。取得したユーザーデータを年齢、性別、居住地、購入履歴などで分け、ターゲットに適した配信で興味や関心を促します。

 

セグメント配信であればユーザー属性ごとに適切な情報を提供できるため、メッセージの開封率やCVRの向上が見込め、ます。

 

一方のSNSも、ターゲティング広告でセグメントごとに効果的な配信が可能です。例えば、X(旧Twitter)広告のターゲティングは大きく「オーディエンスの特性」「オーディエンスタイプ」「既存の0-ディエンス」の3つに分類され、全部で14パターンの詳細なターゲティングをできるのが特徴です。ユーザーのニーズにあったメッセージを届けることで、マーケティング効果を最大化できます。

 

キャンペーン・プロモーションにおけるSMSとSNSの効果的な使い方

キャンペーン・プロモーションには、SNSを活用するのが効果的です。マーケティングにおける「キャンペーン」とは、見込みユーザーに対して製品やサービスの導入を促すための期間限定の販促活動を指します。一方、「プロモーション」とは、マーケティングの一部として、商品やサービスの販売促進やユーザーとの信頼関係構築を目的とした活動のことです。

 

SNSでプロモーション・キャンペーンを成功させるには、目的を明確にすることが肝要です。「フォロワー獲得」「利用促進」「新商品キャンペーン」「認知拡大」など、目的に応じた施策を実施する必要があります。

 

SNSプロモーションは、ユーザーにとって役立つ情報を発信し、フォローするメリットや価値を感じてもらうことが基本です。以下のような施策により、SNSプロモーションの効果を高められます。

・ユーザーが共感できる投稿

・ターゲットの嗜好性にあったコンテンツ制作

・ハッシュタグキャンペーンの活用

一方のSMSも、以下のような活用方法が考えられます。

・イベントやキャンペーンのお知らせ

・クーポンや専用サイトのURL配信

・オウンドメディアや特設サイトへの集客

SMSのプロモーションでは、「短い文面での訴求」「読み手の興味のある内容の配信」「事前の配信許可取得」などに気を付ける必要があります。

ユーザーエンゲージメントを高めるコンテンツの提供

SNSのキャンペーン・プロモーションでは、「ユーザーエンゲージメント」向上のためのコンテンツ提供を意識する必要があります。ユーザーエンゲージメントとは、企業とユーザーとの間にある信頼関係の強さを指します。具体的には、以下のような度合いを示す指標として使われています。

 

・ユーザーが企業やブランドイメージに好ましい感情を持っているか

・商品やサービスにどのくらい信頼を寄せているか

 

SNSを活用したプロモーションにおいては、ユーザーとの積極的なコミュニケーションを重視しましょう。また、「どのようなユーザー層へプロモーションをするのか」も重要です。ユーザーが自社商品やブランドについて好意的な投稿をすれば、ポジティブな情報拡散と露出増加が見込めます。

SMSとSNSのメリットとデメリット

SNSでいいねやフォロワーが増えていく様子

SMSとSNSのメリット・デメリットを、以下にまとめました。

両方のプラットフォームが提供するメリット

SMSとSNSの主なメリットは、以下のとおりです。

SMSのメリットSNSのメリット
開封率が高い低コストでプロモーションできる
携帯電話番号だけで送信が可能ブランディングができる
迅速に送信できる売上アップにつながる
電話システムと連携できるユーザーとコミュニケーションをとれる

SMSはメールと比べて開封率が高く、多くの企業がビジネスに活用しています。「予約のリマインド」「フォローアップ」「重要事項の連絡」などの目的で利用することで、コミュニケーションの円滑化や新規ユーザーの獲得が期待できます。

 

一方、多くのSNSは無料でアカウントを開設できるため、低コストで商品やサービスをアピールできます。また、SNSの情報拡散力とリアルタイム性を活かせば、自社の認知度を高められます。SNSで情報を定期的に発信することで、商品やサービスの特徴や魅力をユーザーに印象付けられます。

 

さらに、SNSの運用は売上増加にも効果があります。認知度が上がるにつれ、興味や関心を持ったユーザーが「いいね」や予約、購入などのアクションを起こす可能性が高まるためです。

考慮が必要なデメリットと課題

大きなメリットがある一方、SMS・SNSには以下のようなデメリットもあります。

SMSのデメリットSNSのデメリット
基本的に文字数制限がある炎上のリスクがある
メールの発信者がわかりにくい担当者の業務を圧迫する
基本的に画像や動画は送れない長期的に継続する必要がある
適切な配信頻度を考慮する必要がある

近年、SMSを悪用した「フィッシング詐欺」が増加しています。企業を装ったSMS詐欺の脅威に対して、企業名、電話番号を明示するなど適切な対策を講じる必要があります。

 

一方、SNSの運用においては、担当者の不適切な発言や誤操作により意図しない情報が拡散されて炎上するリスクは無視できません。炎上した投稿はフォロワー以外の人々の目にも触れてしまうため、自社のイメージや信頼を一気に損ねる可能性があります。

ビジネスにおけるリスクと対策

SMSとSNSをビジネスで活用する場合、リスクを認識し適切な対策を講じる必要があります。SMSは携帯電話番号を契約したSIM搭載のデバイスにしか送信できないため、メールと比べて安全性が高いと言えます。しかし、近年はフィッシング詐欺の被害が多発しているのが課題です。

 

企業がSMS送信を実施する場合、「送信者名に電話番号を利用する」「送信前にメールや自社サイトに通知する」「メッセージ本文に名前を差し込む」などの対策を講じる必要があります。

 

一方、SNSは不特定多数のユーザーが投稿を目にするため、炎上によるブランドイメージの毀損、誹謗中傷などのリスクがあります。

 

上記のようなリスクを最小化するため、SMS・SNS運用のガイドラインを策定し、禁止事項を明確化しておく必要があります。また、問題が発生したときの対応策についても事前に決めておきましょう。

メッセージ配信の料金体系

続いて、SMSとSNSそれぞれの配信料金体系について解説します。どれくらいの費用がかかるのか事前に把握しておくことで、コストパフォーマンスの高い運用が可能です。

SMSの送信料金とプラン

法人向けのSMS送信サービスでは、一般的に1通あたり8円~15円前後の料金がかかります。初期費用は契約形態・オプション・配信サービスによって異なりますが、無料から20万円までさまざまです。料金体系には、従量課金制と定額制の2種類があります。

 

料金体系料金の相場
従量課金制 1通あたり8円~15円前後
定額制1,000通で月額1万円~2万円程度

SNSの広告モデルと利用料金

企業の認知度向上の施策としては、SNSへの広告出稿も考えられます。SNS広告は月額数万円から運用でき、広告主のニーズに合わせて柔軟に設定できるのが特徴です。X(旧Twitter)の料金体系は、以下のとおりです。

課金方式料金
CPM1,000回視聴で400円~650円
CPC1クリックで24円~200円
CPI1再生で5円~20円
CPV1インストールで100円~250円
エンゲージメント課金1エンゲージメントで0円~100円
フォロー課金1フォローで40円~100円

Instagramの費用相場は、以下のようになっています。

課金方式料金
CPM1,000回再生で500円~1,000円
CPC1クリックで50円~100円
CPI1再生で4円~8円
CPV1インストールで100円~200円

LINEで広告を掲載する場合の料金体系は、以下になります。

課金方式料金
CPM1,000回表示で100円~1,200円
CPC1クリックで24円~200円
CPV動画を最後まで視聴1回につき2円~ 3秒再生1回につき1円~
CPF友だち追加1人あたり50円~75円

SNSごとにユーザーの年齢層は異なるため、自社製品に最適なプラットフォームを選ぶことが大切です。

コストパフォーマンスを最大化する方法

SNS広告のコストパフォーマンスを最大化するには、いくつかのポイントを押さえましょう。まず、広告を出す相手を絞り込むことが大切です。自社の商品やサービスに興味を持ちそうな人に的を絞って広告を表示させれば、無駄なコストを抑えられます。

 

また、広告の内容も工夫しましょう。見た人の心に響くような、魅力的な文章や画像を用意します。広告を出す時間帯も重要なポイントです。ターゲットとする人が活発に活動する時間帯に広告を表示すれば、より多くの人に見てもらえる可能性が高まります。

実際のビジネス事例に見るSMSとSNSの有効活用

SMS・SNSを有効活用したビジネスの実例、そして失敗の事例について解説します。具体的な事例を学び、自社の事業にSMS・SNSを活用するための参考にしましょう。

国内外の成功事例とその戦略

Facebookを活用した成功事例として広く知られているのが、ドミノ・ピザです。ドミノ・ピザは画像や動画投稿を通じて、焼きたてピザのおいしさを訴求するSNSマーケティングを実施しました。ユーザーに訴求するテキストと画像の組み合わせが特徴で、全米で8万人以上のファンの増加を達成したマーケティングの成功例とされています。

 

X(旧Twitter)の事例では、ライオンの人気商品「スーパーNANOX」の公式アカウントが注目を集めました。#NANOX相談所というハッシュタグを使い、洗濯に関する知識や役立つ情報を積極的に発信しています。ユーザーに寄り添った継続的な発信により、多くの「いいね」を獲得する人気アカウントに成長しました。

 

SNSと動画を組み合わせた事例としては、コクヨが大きく注目されました。Instagramで10万人以上のフォロワーを持つコクヨは、動画を活用して文房具の魅力を伝えることに成功しています。画像、テキスト、動画を組み合わせて商品の特徴をわかりやすく伝え、ユーザーの購買につなげています。

 

一方、SMSはユーザーのフォローやサポートに利用される事例が多いです。例えば、UQモバイルは新サービスをリリースするとSMSで既存のユーザーに案内を通知します。また、利用料金についてもメールではなくSMSで通知し、ユーザーが見逃さないように工夫しています。

失敗事例から学ぶリスクマネジメント

SNSマーケティングには、リスクも存在します。失敗事例から学ぶべきポイントとして、以下の2点があげられます。

・不快感を与える投稿は批判を受ける可能性がある

・ユーザーにメリットのない宣伝は効果を得られない

まず前者については、株式会社タカラトミーが、リカちゃんに関する個人情報を「とある筋から入手した、某小学5年生の女の子の個人情報を暴露しちゃいますね……!」とX(旧Twitter)に投稿して炎上しました。SNSにおいては、誰もが不快に感じない投稿を心がけることが大切です。

 

後者では、企業名をハッシュタグにつけたキャンペーンを行ったものの、ユーザーにメリットがなく効果を得られなかった事例が挙げられます。例えば米トヨタは、2012年のスーパーボウルで大規模なX(旧Twitter)キャンペーンを行いました。しかし、広告色を出し過ぎたため、ユーザーからの非難が集中したのです。

 

なお、SMSは既存ユーザーへの新サービスの通知などに活用されるため、大きなリスクがないのがメリットです。また、SMSは拡散性がないため、SNSのように大きく炎上するリスクはありません。SNS・SMSそれぞれの機能を把握し、ユーザーの感情を考慮した上で適切なリスクマネジメントを行う必要があります。

業界別の使用例とその効果の違い

アライドアーキテクツ株式会社が運営するX(旧Twitter)のキャンペーンサービス「echoes」の調査によれば、食品、飲料、化粧品、外食、小売といった業種が最も注力しているSNSは、Instagramでした。

 

メーカー系企業では、新規ユーザー獲得が大きく見込める点がSNSマーケティングに力を入れる理由の1位でした。視覚的な訴求力の高いInstagramが、SNSのなかでも特に人気です。

順位SNS名ユーザー数
1位LINE9,500万人
2位YouTube7,120万人
3位X(旧Twitter)6,658万人
4位Instagram3,300万人
5位Facebook2,600万人

Instagramは20代の78.6%が利用しており、全年代の利用率は48.5%と非常に高いのが特徴です。仕組みとして拡散力が小さく、炎上リスクがX(旧Twitter)と比べて低い点も、Instagramが選ばれる理由のひとつでしょう。

 

一方、X(旧Twitter)は国内3位のSNSで全年代の利用率は46.2%、20代では78.6%に達します。40代~50代でも約40%が利用していますが、炎上リスクが高いため企業によっては導入に慎重な姿勢のようです。

 

上記を参考に、自社に最適なSNSを選択し、自社に合わせたマーケティング戦略を立てることが成功の鍵となります。

 

参考:echoes「【2021年版・業種別】企業の「SNSマーケティング実態調査」結果発表!2022年の見込みも公開~食品・飲料・化粧品・外食・小売~

まとめ

SMSとSNSは、それぞれ異なる特徴を持つコミュニケーションツールです。両者の特性を理解し、適切に使い分ければビジネスに効果的に活用できます。

 

SMSは開封率が高く、ユーザーとの直接的なコミュニケーションに適しています。一方、SNSは低コストで情報拡散力が高く、ブランディングやエンゲージメント構築に有効です。

 

SMSとSNSの特性を活かしたマーケティングで、自社の認知度やユーザーエンゲージメントを向上させましょう。

ソクコムの導入事例もございます。詳しくは以下の記事をご覧ください。

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