プレディクティブコールとは?仕組みや比較・選定ポイントを徹底解説
この記事でわかること
- オペレーターの待機時間をなくすプレディクティブコールの仕組み
- オートコールやプログレッシブコールとの決定的な違い
- 放棄呼(自動切断)のリスクを防ぐ運用ポイントとシステムの選び方
プレディクティブコールとは?アウトバウンド業務を変える仕組み
一般的なアウトバウンド業務において、顧客と実際につながる(コンタクトする)確率は平均して30%〜40%程度と言われています。つまり、オペレーターの業務時間の大半は「呼び出し音を聞いている時間」や「不在・留守電時の履歴入力」という、売上を生まない無駄な待機時間に消えているのが実情です。
この「つながらない無駄」をシステムで自動的に排除するのが、プレディクティブコールです。
不在や話し中をスキップ!応答した通話だけを接続
プレディクティブコールとは、システムが事前に用意した顧客リストへ「複数同時」に自動発信を行い、顧客が電話に応答した場合にのみ、待機しているオペレーターへ瞬時に通話を接続するシステムです。
留守番電話、話し中、不在によるタイムアウトなどはシステムが自動で判別してスキップ・履歴を残すため、オペレーターは「顧客と話すこと」だけに100%集中できるようになります。
オートコールやプログレッシブコールとの違い
類似した自動発信システムとの違いを理解することが、自社に最適なツール選びの第一歩です。
- オートコールとの違い:オートコールはあらかじめ録音された自動音声を一斉配信するシステムであり、主にアンケート調査や督促などに使われます。プレディクティブコールは「人と人との対話」をつなぐためのシステムです。
- プログレッシブコールとの違い: プログレッシブコールは「待機しているオペレーターの人数分だけ」発信します。確実につながりますが、相手が不在の場合はオペレーターが待機することになります。一方、プレディクティブコールは「オペレーターの人数以上(例:1人に対して3回線など)」を一斉発信するため、架電の効率・スピードは圧倒的にプレディクティブコールが上回ります。
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プレディクティブコール導入による3つの強力なメリット
1. 待機時間を削減し、生産性(アポ数・成約数)を最大化
1件ずつ手動でダイヤルし、コール音を待つ時間をまるごと削減できるため、オペレーター1人あたりの実際の「通話時間・通話件数」が劇的に増加します。母数が増えることで、結果としてアポ獲得数や成約数の底上げに直結します。
2. オペレーターの精神的負担・ストレスの軽減
「何度もかけているのにつながらない」という徒労感は、オペレーターのモチベーションを大きく削ぎます。プレディクティブコールによって「常にお客様と話せる状態」が作られることで、リズム良く業務をこなせるようになり、離職率の低下(定着率の向上)にも貢献します。
3. データ分析による「つながりやすい時間帯」の特定
システムが自動架電を行う中で、「どの層のリストが、何曜日の何時につながりやすいか」といったデータが正確に蓄積されます。このデータをもとに発信スケジュールを最適化することで、さらにコンタクト率を高めることが可能です。
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【要注意】知っておくべきデメリットと「放棄呼(ほうきこ)」対策
メリットが絶大な一方で、運用を間違えると企業イメージを損なうリスクがあります。決裁者は必ず以下のデメリットと対策を把握しておきましょう。
オペレーター不足による自動切断(放棄呼)のリスク
プレディクティブコールは人員以上の回線を一斉発信する特性上、「顧客が電話に出たのに、つなぐオペレーターが全員通話中で誰も空いていない」という事態が発生し得ます。 これを放棄呼(ほうきこ)と呼び、顧客にとっては「電話がかかってきて出たのに、無言で切られた(ガチャ切りされた)」状態になるため、クレームや企業イメージの低下につながります。
対策:稼働状況に応じた「発信倍率」の柔軟な調整
このリスクを防ぐには、現場のSV(スーパーバイザー)がリアルタイムの稼働状況を見ながら「発信倍率(オペレーター1人に対して何回線発信するか)」を簡単に調整できるシステムを選ぶことが必須です。
失敗しない!架電システムの比較・選び方
自社の課題に合わせ、どの方式を導入すべきか比較表で確認しましょう。
| 比較ポイント | 従来の手動架電 | プログレッシブコール | 次世代プレディクティブコール |
| 架電効率・スピード | ×(非常に遅い) | △(手動よりは早い) | ◎(圧倒的に早い) |
| オペレーターの待機時間 | ×(不在時は無駄になる) | △(不在時は待機が発生) | ◎(応答した顧客とのみ話す) |
| 放棄呼(自動切断)のリスク | なし | なし | あり(※倍率調整機能で防止可能) |
| 費用対効果(ROI) | ×(人件費がかさむ) | 〇 | ◎(劇的な生産性向上で回収が早い) |
💡 導入成功のポイント 圧倒的な架電効率を誇る「次世代プレディクティブコール」を搭載し、かつ放棄呼を防ぐためのリアルタイムな倍率調整・稼働管理が直感的に行えるのが『ソクコム』です。
よくある質問(FAQ)
Q. プレディクティブコールは小規模なコールセンターでも導入できますか?
A. はい、可能です。ソクコムのようなクラウド型システムであれば、大掛かりなサーバー設置は不要で、数席規模からでもスモールスタートが可能です。
Q. BtoB(法人向け)の架電でも効果はありますか?
A. もちろん効果はありますが、プレディクティブコールは特に「不在率が高いBtoC(個人向け)」のアウトバウンドで絶大な威力を発揮します。法人の場合は受付突破率などの兼ね合いもあるため、プログレッシブコールと使い分けるのも有効です。
Q. オペレーターが「次々と電話がつながって疲れる」ことはありませんか?
A. 待機時間がなくなる分、連続して会話する状態になります。そのため、適切な休憩(インターバル)時間をシステム側で設定できる機能や、シフト管理によるケアを並行して行うことが重要です。
Q. 今使っている顧客リスト(CSVなど)はそのまま取り込めますか?
A. はい。多くのシステムでCSVのインポートに対応しているほか、ソクコムでは主要なCRM(顧客管理システム)とAPI連携し、リストの同期や通話履歴の自動反映が可能です。
Q. 導入にかかる費用や期間はどれくらいですか?
A. クラウド型であれば最短数週間で導入可能です。費用は必要なライセンス数によって変動しますので、まずは無料のお見積りをご利用ください。
まとめ
プレディクティブコールは、オペレーターの「つながらない無駄な時間」を排除し、アウトバウンドコールセンターの生産性を根本から変革する強力な武器です。 「放棄呼」などのリスクを正しく理解し、現場がコントロールしやすい柔軟なシステムを選ぶことが成功の鍵となります。自社に最適なシステムを導入し、アポ数・成約数の最大化を実現しましょう。
監修: 阿野正貴
Foonz株式会社 執行役員(兼 CP事業本部 副本部長)
急成長ベンチャー企業のコールセンターにて、テレアポスタッフとして入社後、1年以内にトップ成績を上げて、BPO事業のアウトバウンド・インバウンドのコールセンター拠点立ち上げの責任者に抜擢される。
最大100席以上の大規模拠点を、ゼロから複数の立ち上げ実績あり。
2021年Foonz株式会社に入社後、CTIツールの営業拡販、CPaaS、CTI製品開発の監修等に携わり、現職に至る。
CTI製品に精通した、BtoC,BtoBテレアポ、コールセンター拠点立ち上げの専門家。
“あらゆる電話業務を自動化し、
コア業務に集中できる環境を創る”
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