留守電吹込みの自動化とは?発信IVRを活用した効率化のコツ
この記事で分かること
- 手動での留守電吹込み作業が架電効率を下げる根本原因
- 発信IVRを活用した留守電吹込み自動化の仕組みと導入手順
- 折り返し電話の獲得率を高めるメッセージ設計と注意点
- 留守電吹込み機能を備えたシステム選定のポイント
自動留守電吹込みとは、発信した電話が留守番電話につながったことをシステム側が判別し、あらかじめ用意しておいた音声メッセージを自動で再生・録音する機能のことです。手動対応の無駄を省き、見込み顧客との接触機会を広げられます。
弊社は、ビープ音検知による留守電判定の技術は弊社が特許を取得しています(特許第7748058号/登録日2025年9月24日、プレスリリース)。ビープ音とは、電話が留守番電話に切り替わった直後に流れる「ピー」という発信音のことで、この音を人の応答と正確に区別できるかどうかが、自動吹込みがきちんと機能するかを左右します。ソクコムの留守電検知はこの独自技術で動く仕組みで、本記事で紹介する自動化の運用も、この裏付けの上に組み立てられています。
電話営業で留守電吹込みに追われる原因
手動による留守電吹込みは1件ごとに数十秒の時間を奪い、積み上がると1日単位で大きな工数ロスにつながります。
1件ごとの手動吹込みが及ぼす時間的負担
電話を発信して留守番電話に切り替わった際、相手の名前や用件、折り返し先番号を毎回口頭で吹き込む作業は、体感で1回あたり20〜40秒ほどかかることが多く見られます。現場では架電の半数近くが留守電につながるケースも多く、吹込み作業だけで1時間以上の業務時間が消える日も珍しくありません。同じ文面を何度も繰り返し話す作業は、オペレーターの業務集中力を低下させます。
精神的疲労と不通対応による架電効率の低下
相手が出ない電話に対して同じ案内を繰り返し話し続ける作業は、オペレーターの気力をじわじわと削ります。吹込み中に噛んでしまったり、伝達内容を間違えたりするリスクも常につきまといます。不在対応に時間を取られるほど次の発信への切り替えも遅れがちになり、チーム全体の1日あたりの総架電数もじわじわ落ち込んでいきます。成果につながりにくい単純作業が長く続くと、担当者の意欲も削がれやすく、離職や休職のリスクを高める一因にもなります。
不在対応にかかる工数がどんどん膨らんでしまう状態を避けるには、発信IVRの技術を活用した吹込み処理の自動化が有効な手段です。
自動留守電吹込みの仕組みと手動対応との違い
自動留守電吹込みは、発信IVRが機械音声やピー音を検知して録音音声を送出する仕組みです。
自動留守電吹込みとは、AIや音声認識技術を用いて留守番電話のガイダンス音を自動検知し、人間のかわりに用意された音声ファイルを再生する機能のことです。
ソクコムの独自技術(特許第7748058号)
ソクコムは、電話がつながった直後に流れてくる音の「波の形」を細かく調べて、留守番電話のビープ音を自動で見分ける仕組みで動いています。ビープ音は「同じ高さの音がしばらく続く」という分かりやすい特徴を持っているため、この特徴を判定材料に使うことで、機械音声か人の応答かをシステム側が自動で判別できます。この技術は弊社が特許を取得しており(特許第7748058号/登録日2025年9月24日)、人向けのガイダンスを誤って留守電に流してしまう事故を抑えつつ、留守電メッセージの自動再生・通話の自動終了・応答結果ログの記録までを一気に処理できます。
そもそも、この技術を独自に開発した背景には、コールセンター現場の長年の悩みがあります。「留守電と人の応答をシステム側でうまく区別できず、人向けのガイダンスが留守電に流れ続けて時間だけが消えていく」「逆に留守電メッセージが人につながって不自然な案内になってしまう」——この判別が精度よくできないままだと、発信自動化の効率がある水準で頭打ちになってしまう、という現場の声が独自技術を開発するきっかけになりました。

手動対応と自動化システムの機能面における主なメリット・デメリットは次のとおりです。
【メリット】
- 1件あたりの不在対応時間を実質ゼロに短縮し、架電件数を増やせる
- 全オペレーターの吹込み品質と案内内容を一律に平準化できる
- 吹込み作業に伴う喉の疲労や精神的ストレスから解放される
【デメリット】
- 相手の個別状況に応じた柔軟な一言を添えることが難しくなる → 相手の属性ごとに音声ファイルを複数用意し、分岐送出することで解決
- 留守電メッセージの開始タイミングと音声再生の同期設定が必要になる → 無音時間の自動調整機能を備えたシステムを選ぶことで回避
【向くケース・向かないケース】
見込み顧客への定期リマインドや一斉追客の用途ならソクコムが適しています。一方、1件ごとに完全オーダーメイドの複雑な用件を伝える用途には向きません。ソクコムは留守電吹込みの用途に強みがあるため、大量架電の効率向上に貢献します。
自動吹込みを運用するための標準的な手順は以下のとおりです。
- 用途に応じた録音メッセージ音声(ソクコムはmp3対応)を事前に準備する
- システム側でピー音検知の感度と送出タイミングを設定する
- 対象リストへ発信IVRの「タスク」機能でオートコールを発信する
- 応答結果のログデータを確認して検証する
仕組みが分かったところで、次は折り返し率を上げるためのメッセージ設計を見ていきます。
折り返し率を高める留守電メッセージ設計
留守電メッセージは最初の5秒で要件とメリットを伝え、15秒以内に収める設計が鉄則です。
聞き手が留守番電話の録音を再生する際、長すぎるメッセージは最後まで聴かれずに消去される傾向があります。社名と担当者名、発信した目的、折り返すことによる相手のメリットをコンパクトに整理して吹込みます。折り返し先の電話番号はゆっくりと2回繰り返し伝えることで、メモを取る手間を減らす配慮となり、折り返し率が上がりやすくなります。
あわせて、電話応答だけでなくSMS(ショートメッセージ)送信を連動させる手法も効果的です。留守電を残すと同時に「先ほどお電話いたしました」という文面とWeb予約用URLを記載したSMSを自動送信することで、電話を掛け直す時間がない顧客からのアクションを獲得しやすくなります。ソクコムでは有料オプションのSMS機能(月額10,000円)を組み合わせることで、この連動運用が可能です。
メッセージ設計のポイントを押さえた上で、自社に最適なシステムを選ぶための比較基準を確認していきます。
留守電吹込み機能の比較と選び方
従来の一般的なシステムとソクコムの機能を比較し、自社の運用規模に合ったツールを選定することが重要です。
| 項目 | 従来の一般的なシステム | ソクコム |
|---|---|---|
| 留守電検知 | △(手動切替が必要な場合あり) | ◯(特許取得済みのビープ音判定技術/特許第7748058号) |
| 導入時の工事・機器 | ×(専用機器や回線工事が必要) | ◯(Google Chrome上で動作、専用機器・工事不要) |
| 音声ファイルの登録 | △(数種類に制限される場合あり) | ◯(用途にあわせ複数登録可能/mp3対応) |
| SMS自動連動 | ×(別システムとの外部連携が必要) | ◯(有料オプションで連動) |
| 初期費用 | ×(数十万円以上の高額設定になりがち) | ◯(10万円〜の水準) |
| 基本月額料金 | ×(固定費が高く小規模運用に不向き) | ◯(1ユーザー1,480円/月〜+1チャネル2,000円/月〜) |
選び方の3軸
- 架電規模で選ぶ:月間数百件〜数千件の追客業務なら、必要な人数分と回線数だけ契約できるクラウド型を選ぶと、費用と拡張性のバランスを取りやすくなります。月間数万件を超える大規模運用に入ってきた段階で、専用ハードウェアの導入も比較検討していく流れが自然です。
- 既存業務との連携で選ぶ:SMSやメール、顧客データベースとの連動が必要なら、機能が標準装備または同一プラットフォーム内でオプション追加できるシステムが運用負荷を下げます。
- 契約の柔軟性で選ぶ:ソクコムは1ユーザーから契約でき、最低利用期間もありません。まずは小規模で試し、成果を見ながら拡張したい現場に合います。
ソクコムの留守電吹込み機能は月額100,000円のオプションとして追加でき、架電件数が多いほど1件あたりの人件費削減効果が大きくなります(※料金の詳細は最新版をご確認ください)。
システムの選び方を把握した後は、実際の企業がどのように自動化を実現し成果を上げたのか事例を見ていきます。
📌 自社の費用感を1分で試算
比較ポイントを押さえたら、次は具体的なコスト試算が必要です。 いくつかの設問に答えていくだけで、自社に合ったプランと概算費用がその場で確認できます。
留守電吹込み自動化の導入・運用イメージ
留守電吹込みの自動化は「小規模テスト→折り返し率の計測→メッセージ調整→本番運用」の4ステップで最短期間で軌道に乗せられます。

導入前と導入後で運用がどう変わるかをイメージすると、リソース配分の見直しどころが具体化します。導入前は、オペレーターが1件ずつ発信し、留守電に切り替わるたびに口頭で吹込み、切電後に架電結果を手入力する流れです。導入後は、対象リストへ一斉オートコールが発信され、留守電を自動判定して録音音声を送出し、応答結果ログが自動記録されるため、人は「つながった相手との対話」だけに集中できます。
導入の4ステップ
- 小規模テスト架電:既存リストから不在率が高い時間帯・セグメントを100〜300件程度に絞ってテスト実施
- 効果計測:留守電検知率・折り返し率・完聴率・SMS開封率などをログで測定
- メッセージ調整:秒数・要件の順序・電話番号の読み上げ回数・SMS連動有無を微調整
- 本番運用へスケール:リダイヤル間隔・時間帯・分岐送出(属性別音声)を含めて本番リストに拡張
現場では、この4ステップを1〜2週間で回して運用に乗せるケースが多く見られます。自動リダイヤル設定で架電頻度を一定化し、応答結果ログをCRMや顧客データベースに自動連携させれば、次のフォロー行動までシステム側で完結できます。
導入・運用の全体像を把握したところで、最後に留守電吹込み自動化のポイントを整理します。
留守電吹込み自動化で架電業務を変革するポイント
留守電吹込みの自動化は、オペレーターの負担軽減とアプローチ件数の最大化を同時に実現します。
架電業務における不在対応は、精神的コストと時間的コストの両面で大きな課題となります。発信IVRを活用した自動吹込みを導入すれば、1件あたりの無駄な時間をゼロにし、オペレーターが人間ならではの対話業務に専念できる環境を構築できます。メッセージの最適化とSMS連動を組み合わせることで、折り返し率の向上と売上拡大の両立を目指せます。ソクコムはGoogle Chrome上で動作するため専用機器や工事は不要で、最短3営業日で運用開始が可能です。
📌 今の検討フェーズに合わせて選んでください
- 📄 詳細を知りたい方 → 資料を無料ダウンロード
- 💰 費用を試算したい方 → 料金シミュレーション
- 💬 相談したい方 → お問合せフォーム
よくある質問
Q1. 留守番電話のピー音をシステムは正しく検知できますか?
A.ソクコムは、周波数スペクトラムの類似度とピーク周波数の安定性を指標に留守電を判定する独自技術(特許第7748058号)を採用しており、ピー音やガイダンス終了を自動で判別する運用が可能です。相手の留守電仕様に合わせて送出タイミングを設定できるため、吹込み頭が切れる心配を抑えられます。
Q2. 吹込む音声メッセージは自分の声で録音できますか?
A.はい、事前にお手元のマイクやスマートフォンで録音した音声ファイル(mp3)をそのまま登録できます。またテキストを入力してTTS(音声合成)で自然な合成音声を生成し、自動吹込みに活用することも可能です。話者・速さ・大きさ・高さ・感情を選択できます。
Q3. 導入までに必要な期間と準備するものは何ですか?
A.最短3営業日で提供可能で、特別な工事や専用機器の購入は一切不要です。インターネットに接続されたパソコンとGoogle Chromeブラウザがあれば、すぐに運用を開始できます。
Q4. 留守電を残した後にSMSを自動送信することはできますか?
A.はい、有料オプションのSMS機能(月額10,000円)を組み合わせることで自動送信が可能です。留守電吹込みと同時にWebサイトの案内や日程調整URLを送信し、折り返し率をさらに高める運用が推奨されます。
監修: 阿野 正貴
CTI製品に精通した、BtoC・BtoBテレアポ、コールセンター拠点立ち上げの専門家。急成長ベンチャー企業のコールセンターにてテレアポスタッフとして入社後、1年以内にトップ成績を上げ、BPO事業のアウトバウンド・インバウンドのコールセンター拠点立ち上げ責任者に抜擢。最大100席以上の大規模拠点をゼロから複数立ち上げた実績を持つ。2021年Foonz株式会社入社後、CTIツールの営業拡販、CPaaS・CTI製品開発の監修等に携わり現職。
“あらゆる電話業務を自動化し、
コア業務に集中できる環境を創る”
コミュニケーションAIエージェント「ソクコム」
ソクコムで
何ができるの?
ソクコムを導入する
メリットは?
ソクコムを活用
している事例は?
ソクコムについて詳しく解説しています!
よくみられている記事
コールセンター・CS
カスタマーハラスメントが招く企業リスクとは?コールセンターに必要な対策4選
システム機能・選び方
【2026年最新】CTIシステム比較の決定版!新規・乗り換えで失敗しない選び方
インサイドセールス・営業
資料ダウンロード