AIエージェントで電話対応を24時間自動化する方法とメリット
この記事でわかること
- AIエージェントが電話業務の人手不足・夜間対応をどう解決するかの仕組み
- 従来IVR・シナリオ型ボイスボット・AIエージェント・オペレーターの使い分け方
- 対応漏れ50%削減・受電受注率1.5倍を実現した具体的な事例
- 導入前に押さえておきたいメリット・デメリットとつまずきやすい落とし穴
AIエージェントとは、与えられた目的にそって、AIが状況を判断し、外部ツールを使いながらタスクを自律的に実行するソフトウェアのことです。電話業務では、受け答え・要件のヒアリング・顧客管理システム(CTI)への記録までを一連で自動化します。
AIエージェントとは?ボイスボット・IVRとの違い
AIエージェントとは、与えられた目的にそって、AIが状況を判断し、外部ツールを使いながらタスクを自律的に実行するソフトウェアのことです。電話業務では、受け答え・要件のヒアリング・顧客管理システム(CTI)への記録までを一連で自動化します。
「代表電話を鳴らしっぱなしにできない」「土日の入電を月曜まで放置してしまう」——こうした声は多くの現場から上がります。
AIエージェントは、こうした電話応対を自然な会話で自動化する仕組みです。
電話業務の自動化ツールは、大きく3種類あります。
- 従来型IVR(電話の自動音声応答):「〇〇の方は1番」とプッシュ操作で分岐する仕組み。定型的な振り分けには強い一方、階層が深くなると顧客のストレスにつながります。
- シナリオ型ボイスボット:あらかじめ組んだ一問一答で対応する仕組み。住所変更などの定型業務には強いが、想定外の質問には弱いのが弱点です。
- AIエージェント(対話型):顧客の言葉を自然言語処理(AIが人の言葉を理解する技術)で解釈しつつ、状況に応じて情報照会・記録・引き継ぎなど次のアクションまで自律的に進める仕組み。
ソクコムは「IVR/VoiceBot/AI/オペレーター」の4層を使い分けるハイブリッド設計です。定型振り分けはIVR、擬似対話はVoiceBot、自然な対話はAI、複雑な要件はオペレーターという具合に、業務の難しさで層を切り替えます。
AIエージェントで24時間対応を実現する3ステップの仕組み
24時間対応の仕組みは、IVRでの一次受け・AIによるヒアリング・CTIへの自動記録の3ステップで構成されます。
「営業時間外に留守電を残されても、翌朝どこから折り返せばいいか分からない」——この運用の詰まりを解消するのが、次の3ステップです。
1. IVRで一次受けし、AIに接続する
着信を受けた瞬間、まずIVR(電話の自動音声応答)が「営業時間外のため、AIがご用件を承ります」とアナウンスします。番号分岐で問合せ種別を仕分け、AIエージェントへ自動接続する導線を作ります。
2. AIが自然対話でヒアリング・録音する
AIエージェントが顧客の氏名・要件を対話形式でヒアリングし、通話内容を音声とテキストの両方で記録します。想定外の質問にも柔軟に返しつつ、要件を正確に押さえます。
3. CTIに自動登録し、翌朝の折り返しを最短化する
記録した要件と会話履歴を、CTI(顧客管理画面)に自動登録します。翌朝、担当者は画面を開くだけで一次対応の全文を確認でき、折り返しが即座に成立します。営業時間内に「AIで解決できない要件」が来た場合は、そのままオペレーターへ引き継げる導線も併設しておくと安心です。
「深夜の入電を機会損失にしない」土台がこの3ステップです。仕組みの次は、メリットとデメリットを整理します。
📌 仕組みをもう少し詳しく知りたい方へ
AIエージェントのメリット・デメリット
AIエージェント導入のメリットは3つ、注意すべきデメリットは3つあり、それぞれに具体的な回避策があります。
メリット
- 24時間365日、機会損失を減らせる:夜間・休日の入電を取り逃さず、翌朝の営業活動につなげられます。
- オペレーターがコア業務に集中できる:一次対応の負荷が下がり、複雑対応や商談化に時間を割けます。
- 折り返しの再現性が上がる:会話履歴と要件がCTIに自動で残るため、担当者の属人化を防げます。
デメリット
- 単独AI運用は想定外質問でエラーが起きやすい:解決策は、AIで難しい要件は自動でオペレーターへ引き継ぐ「AI×オペレーター」の設計にすること。
- クレームや感情の込もった要件で顧客満足度が下がりやすい:解決策は、キーワード検知でクレーム系はオペレーターへ直接つなぐ分岐を組み込むこと。
- 既存PBX/CTIとの連携で開発費が膨らみやすい:解決策は、IVR・CTI・AI・オペレーター機能が同じ基盤に載っているサービスを選び、連携開発を最小化すること。
向くケース/向かないケース
夜間対応・掘り起こし・催促・アンケートといった「定型+やや自由対話」の業務に向きます。一方、初回のクレーム対応や難易度の高い契約交渉など、感情や個別事情が絡む業務にはAI単独では向かず、オペレーターへの引き継ぎ設計が前提になります。
従来IVR・ボイスボットとの比較|どう使い分けるか
従来IVR・シナリオ型ボイスボット・AIエージェント・オペレーターは、業務の難しさで使い分けるのがポイントです。
| 比較項目 | 従来の一般的なシステム | ソクコム |
|---|---|---|
| 対応レイヤー | IVR単体またはボイスボット単体で完結させがち(△) | IVR/VoiceBot/AI/オペレーターの4層を業務の難しさで使い分け(〇) |
| 想定外の質問 | シナリオ外はエラーで切断(×) | 難しい対応はオペレーターへ引き継ぎ(〇) |
| 24時間運用 | 夜間分は翌朝の折り返し工数が膨らむ(△) | 要件をCTIに記録し翌朝すぐ折り返せる(〇) |
| 連携開発 | PBX/CTI/IVRが別ベンダーで開発費が膨らむ(△) | 同一基盤に載っており追加開発を最小化(〇) |
| 料金 | 初期費用+席課金で立ち上がりが重い | 1ユーザー月額1,480円〜(※料金の詳細は最新版をご確認ください) |
使い分けの目安
定型の振り分けだけならIVRで十分です。決まった質問への回答だけならボイスボットで足ります。夜間の要件ヒアリングや掘り起こしのように「想定外の返答も受け止めたい」場合はAIエージェントが向きます。契約交渉やクレームなど「人でなければ難しい」領域は、そのままオペレーターに渡す設計にします。
用途×機能
夜間・時間外の即対応の用途ならソクコムです。ソクコムは即電・即連の用途に強みがあり、AIが要件を受け、必要に応じてオペレーターへ即つなぐ設計を1つの基盤で実現します。
📌 自社の規模・使途で料金を試算したい方へ
導入イメージ|対応漏れ50%削減・受注率1.5倍の事例
AIとオペレーターの役割分担で電話業務を再構築した企業は、対応漏れ50%削減・受電受注率1.5倍などの成果を出しています。
「せっかく問合せが来ているのに、対応が追いつかず失注する」——この課題を、AIエージェントとCTIの統合で解いた企業があります。
株式会社シグナストラスト様は、直感的なUIで運用を立ち上げ、ITツールに不慣れなスタッフの負担を大きく減らしました。操作が簡素化された結果、現場定着までの期間が短縮されています。
株式会社セーリング様は「機会損失ゼロ」への挑戦としてソクコムを導入し、対応漏れを50%削減、受電からの受注率を1.5倍に伸ばしています。夜間・休日の入電も取りこぼさず、翌朝の折り返しを高速化した成果です。
業種別の代表的な効果例は次のとおりです。
- 医療・クリニック:電話対応時間を60時間/月削減
- 金融・サービス:督促業務の工数を50%以上削減(回収率は維持)
- 人材紹介:就活生との電話接続率が約2倍
- 店舗系:受電外注コストを700件/月削減
「AI単独で頑張らせる」のではなく、AIとオペレーターの役割分担を最初から設計することが、これらの成果に共通する土台です。
まとめ|AIとオペレーターの役割分担で真価を発揮する
AIエージェントは単独運用より、IVR・AI・オペレーターの4層を組み合わせた設計で〜成功のカギは、AIとオペレーターの役割分担を前提に、IVR・VoiceBot・AI・オペレーターの4層を業務の難しさで使い分ける設計にすることです。
コールセンターの24時間対応は、AI技術の進化により多くの企業が実現できる時代になりました。ただしAIだけを載せても、想定外質問での離脱やクレーム時の満足度低下が起きやすく、既存PBX/CTIとの連携開発で費用が膨らむ落とし穴もあります。成功のカギは、AIとオペレーターの役割分担を前提に、IVR・VoiceBot・AI・オペレーターの4層を業務の難しさで使い分ける設計にすることです。ソクコムは1ユーザー月額1,480円からスモールスタートでき(※料金の詳細は最新版をご確認ください)、4層を1つの基盤で運用できます。次のステップは、資料か料金試算で全体像を確認することです。
よくある質問
Q1. ボイスボットとAIエージェントは何が違いますか?
A.シナリオ型は定型業務向き、AIエージェントは自然対話で想定外にも柔軟に対応できます。ボイスボットは事前に組んだ一問一答で応答するため、住所変更などの定型業務に向きます。AIエージェントは自然言語で対話し、夜間対応で幅広い要件をヒアリングしたい、掘り起こしで対話しながら情報を引き出したい、といった業務で強みを発揮します。まずはボイスボットで足りる業務か、AIエージェントが必要な業務かを切り分けて設計するのが失敗しないコツです。
Q2. AIが答えられない質問はどうなりますか?
A.AIで解けない要件は自動でオペレーターへ引き継ぐ設計にします。AIで解決できない要件や、顧客が「人と話したい」と希望した場合は、オペレーターへ自動でつなぐ設定が可能です。ソクコムでは会話履歴と顧客情報をCTI画面に引き継いだ状態で交代できるため、顧客が同じ話を繰り返す必要がなく、満足度の低下を抑えられます。引き継ぎ条件(キーワード検知や対話回数など)は業務に合わせて設計します。
Q3. 新しいシステムに現場が慣れるまで時間がかかりませんか?
A.ブラウザで動くChrome拡張機能のため、現場定着までの期間を短縮できます。ソクコムは専用機器や工事が不要で、ITツールに不慣れなスタッフでも直感的に操作できます。実際の事例では、シンプルなUIによりオペレーターの負担が下がり、運用定着がスムーズに進んでいます。研修は短時間で基本操作をカバーでき、月次の運用改善レビューを重ねることで現場浸透がさらに進みます。
Q4. 大がかりな工事や高額な初期投資が必要ですか?
A.初期費用0円・最短3営業日で始められます。クラウド型のため、大がかりな設備投資や配線工事は不要です。ソクコムは1ユーザー月額1,480円からスモールスタートでき(※料金の詳細は最新版をご確認ください)、1ユーザーから契約・最低利用期間なしのため、小さく試して効果を見てから拡張する運用が可能です。まずは月次コストと想定効果を並べた「経済導線」を確認するのがおすすめです。
監修: 阿野正貴
Foonz株式会社 執行役員(兼 CP事業本部 副本部長)
急成長ベンチャー企業のコールセンターにて、テレアポスタッフとして入社後、
1年以内にトップ成績を上げて、BPO事業のアウトバウンド・インバウンドのコールセンター拠点立ち上げの責任者に抜擢される。
最大100席以上の大規模拠点を、ゼロから複数の立ち上げ実績あり。
2021年Foonz株式会社に入社後、CTIツールの営業拡販、CPaaS、CTI製品開発の監修等に携わり、現職に至る。
CTI製品に精通した、BtoC,BtoBテレアポ、コールセンター拠点立ち上げの専門家。
“あらゆる電話業務を自動化し、
コア業務に集中できる環境を創る”
コミュニケーションAIエージェント「ソクコム」
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