コールキューイングとは?待ち呼で機会損失を防ぐ4つのメリット

●カテゴリ: システム機能・選び方

●関連タグ: IVR / SMS連携 / キューイング / クラウドPBX / 自動音声

この記事でわかること

  • コールキューイング(待ち呼)とは何か、仕組みと向いている企業がわかる
  • 導入による4つのメリットと、注意すべき3つのデメリットを解説
  • IVR(自動音声応答)と組み合わせた「賢い待たせ方」の実践ポイントがわかる
  • オンプレミス型とクラウドPBXの違い・選び方を比較表で確認できる

コールキューイングとは?「待ち呼」で電話を切られない仕組み

コールキューイング(待ち呼)とは、オペレーターが全員対応中で電話に出られないとき、通話を切断せず顧客を「待機状態」にして順番に管理する機能です。簡単に言えば、電話の「順番待ちの列(キュー)」をつくる仕組みのことです。

通常、すべてのオペレーターが対応中だと、新規の着信は話し中になったり、顧客側で切られたりして、かけ直しが必要になります。コールキューイングを導入すれば、こうした取りこぼしを防ぎ、オペレーターが空くまで待ってもらえます。

具体的には、着信時に以下のような自動音声ガイダンスを流します。

「ただいまオペレーターが順番に対応しております。お待ち時間は約◯分です」

このように待ち時間の目安を伝えることで、顧客は電話を切らずに待ちやすくなります。さらに、単に待たせるだけでなく、次のように別の問い合わせ手段へ誘導することも可能です。

「お急ぎの方は、待ち時間なしでご利用いただけるチャットサポートもご活用ください」

コールセンターの現場では、受電数がオペレーター数を上回り「電話をさばききれない」状態が慢性化しがちです。コールキューイングは、こうした受電数が多く人手が足りない企業ほど効果を発揮し、顧客満足度の低下を防ぐ重要な役割を果たします。

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コールキューイングを導入する4つのメリット

コールキューイングの最大のメリットは、電話を切断させずに顧客を待たせ、機会損失を防げる点です。ここでは主な4つのメリットを解説します。

  • 通話を切断せずに顧客に待ってもらえる
  • 他の問い合わせ手段へ誘導しやすい
  • 問い合わせ内容に適したオペレーターへ割り振りできる
  • 少人数のオペレーターでも対応しやすくなる

①通話を切断せずに顧客に待ってもらえる

最大のメリットは、通話を切断することなく顧客に待ってもらえる点です。オペレーターが全員通話中だと、通常は保留音が流れ続けたり、すぐ切られたりして顧客にストレスを与えます。新規顧客の問い合わせであれば、そのまま機会損失につながりかねません。

コールキューイングなら、「順番に対応しております。あと◯分ほどでご案内できます」といった待ち時間の目安を音声で伝えられるため、顧客は安心して待てます。「電話がつながらない」という不安を解消できることが、結果的に顧客満足度の向上につながります。

②他の問い合わせ手段へ誘導しやすい

コールキューイングは、待ってもらうだけでなく、チャットサポートやFAQ、SMSなど別の問い合わせ手段へ誘導できる点も大きな利点です。

電話以外でも解決できる顧客に他チャネルを使ってもらえれば、待ち時間そのものを減らせます。簡単な質問であれば、電話よりチャットやFAQの方が早く解決するケースも多く、オペレーターの負担軽減と顧客満足度向上を同時に実現できます。

③問い合わせ内容に適したオペレーターへ割り振りできる

待機中にIVR(自動音声応答=顧客のプッシュ操作や発話で用件を振り分ける機能)を活用すれば、問い合わせ内容を確認したうえで最適なオペレーターへ割り振れます。

たとえば技術的なトラブルなら専門知識を持つオペレーターへ。最初から適切な担当へつなぐことで、無駄な転送や「たらい回し」を防ぎ、顧客は必要なサポートを素早く受けられます。コールキューイングとIVRの組み合わせは、対応品質を底上げする王道の構成です。

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④少人数のオペレーターでも対応しやすくなる

コールキューイングは、少人数体制でも電話対応を回しやすくする効果があります。問い合わせを「列」として順番に処理できるため、人手不足の部署でも対応の質を保ちやすくなります。

人件費が限られる中小企業や、コールセンターの省人化を検討している企業にとって、対応品質を維持しながら業務効率化を進められる有効な機能だといえます。

コールキューイングを導入する3つのデメリット・注意点

メリットの多いコールキューイングですが、運用を誤ると逆効果になる注意点もあります。導入前に押さえておきたい3つのデメリットを解説します。

  • 待機時間が長くなることによるリスク
  • すべての顧客を待機させればよいわけではない
  • 導入・運用コストがかかる可能性がある

①待機時間が長くなることによるリスク

待ち時間を案内できても、ただ待たせるだけでは顧客のストレスが溜まり、結局切断されてしまうリスクがあります。特に新規顧客の場合、待ち時間が長すぎると機会損失に直結します。

リスクを軽減するには、待ち時間の案内に加えて、折り返し電話(コールバック)の受付や、SMSでFAQ・チャットサポートへ誘導するなど、「待たせない選択肢」を併用することが欠かせません。あわせて、待機できる人数の上限や優先順位をあらかじめ設定しておくとよいでしょう。

②すべての顧客を待機させればよいわけではない

コールキューイングを導入しても、すべての顧客を一律に待機させるのは得策ではありません。サービスの不具合・トラブルなど緊急性の高い問い合わせは、待たせずにすぐオペレーターへつなぐべきです。

ここでもIVRとの併用が有効です。問い合わせ内容に応じて優先順位をつけ、緊急案件は先に処理する設計にすることで、顧客満足度を維持できます。「全員を待たせる」のではなく「状況に応じて待たせ方を変える」ことがポイントです。

③導入・運用コストがかかる可能性がある

コールキューイングを使うには、機能に対応した電話システム(ビジネスフォン)が必要です。現在の回線が対応していない場合、対応サービスへの切り替えが必要になり、導入・運用コストが発生する可能性があります。

ただし、後述するクラウドPBXを選べばコストは大きく抑えられます。コストの考え方は導入方式によって変わるため、次章で比較します。

コールキューイングを導入する2つの方法【比較表】

コールキューイングを導入するには、対応するビジネスフォンを用意します。方式は大きく「オンプレミス型」と「クラウドPBX」の2種類があり、コストや運用面で特徴が異なります。

比較項目オンプレミス型クラウドPBX
設置場所自社オフィス内にサーバー・PBXを設置インターネット上のサーバーを利用
導入費用高め(一般に20万円以上とされる)安め(数万円〜10万円程度とされる)
通話品質安定しやすいネット環境に依存する
拡張性 高いプランで柔軟に増減
在宅・複数拠点不向き インターネットがあればどこでも利用可
移転コスト 移設費用がかかる ほぼ不要
向いている企業大規模・高セキュリティ要件 中小企業・スタートアップ・在宅併用

オンプレミス型

オンプレミス型は、オフィス内にサーバーや物理的なPBX(電話交換機)を設置して電話環境を構築する方式です。自社内に設備を持つためセキュリティに強く、拡張性が高く、通話品質も安定しやすいのが強みです。

一方で、導入費用が高額(一般的に20万円以上とされます)で、サーバーの保守費用やオフィス移転時の移設コストもかかります。予算の限られる中小企業やスタートアップにはハードルが高い傾向があります。

クラウドPBX

クラウドPBXは、インターネット上のサーバーを経由して電話の発着信を行うビジネスフォンのサービスです。オフィスに設備を置く必要がないため、数万円〜10万円程度で導入できるとされ、初期コストを大きく抑えられます。

インターネット環境さえあれば在宅でも会社の電話対応ができ、オフィス移転時の移設コストもかかりません。コストを抑えつつ柔軟に運用したい中小企業やスタートアップには、クラウドPBXが現実的な選択肢といえるでしょう。

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コールキューイングの導入なら「ソクコム」にお任せください

電話の取りこぼしを減らしたいなら、コールキューイングを備えたクラウドPBX「ソクコム」がおすすめです。低コストで導入でき、必要な機能だけを選んで組み合わせられます。

ソクコムは、あらゆる電話業務を自動化するコミュニケーションAIエージェントです。受電業務を担う「受電AIエージェント」が、IVRによる1次受付・予約変更・営業時間外対応を24時間365日無人で対応し、重要な案件だけを有人オペレーターへシームレスに引き継ぎます。コールキューイングで「待たせる」だけでなく、AIが定型対応を巻き取ることで、そもそもの待ち呼自体を減らせるのが特長です。

加えて、ソクコムには次のような強みがあります。

  • 40種類以上の機能から必要な分だけ選択:キューイング・IVR・自動音声ガイダンス・SMS連携などを組み合わせ可能
  • ノーコードで音声フローを構築:専門知識がなくてもドラッグ&ドロップで設定でき、最短3営業日で導入(PBX工事不要)
  • CRM/SFAとAPI連携:着信と同時に顧客情報をポップアップ表示。通話後はAIが自動で文字起こし・要約してCRMへ書き込み、手入力をゼロに

「待たせ方」だけでなく「待たせない仕組み」までまとめて整えたい——そんなコールセンターの業務効率化を、人×AIのハイブリッド運用で支援します。電話問い合わせの取りこぼしにお悩みなら、ぜひ一度ソクコムにご相談ください。

まとめ

コールキューイング(待ち呼)は、オペレーターが埋まっているときに通話を切断せず顧客を待機させ、機会損失を防ぐ機能です。自動音声ガイダンスで待ち時間を案内し、IVRと組み合わせて適切な担当へ振り分けることで、少人数でもスムーズな電話対応を実現できます。

一方で、待たせすぎや「全員一律で待機」は逆効果になりかねません。コールバックやSMS・チャットへの誘導を併用し、緊急案件は優先する——こうした“賢い待たせ方”の設計がカギになります。

導入にはコールキューイング対応のビジネスフォンが必要ですが、クラウドPBXなら低コストで始められます。電話対応の取りこぼしを減らし、顧客満足度と業務効率の両立を目指しましょう。

よくある質問(FAQ)

Q1. コールキューイングと「保留」「転送」は何が違いますか?
A.保留・転送は通話中の操作ですが、コールキューイングは「全員対応中で出られない着信」を順番待ちの列として管理する機能です。待ち時間の案内や、他チャネルへの誘導まで自動で行える点が異なります。

Q2. コールキューイングの待ち時間はどれくらいが目安ですか?
A.明確な基準はありませんが、長すぎる待機は離脱(切断)を招くとされています。待ち時間の上限を決め、超えそうな場合はコールバックやSMS誘導に切り替える運用が望ましいでしょう。

Q3. コールキューイングとIVRはどう違いますか?
A.コールキューイングは「待たせて順番を管理する」機能、IVR(自動音声応答)は「用件を聞き取り振り分ける」機能です。両者を併用すると、待機中に用件を確認し、最適な担当へ割り振れます。

Q4. 小規模なコールセンターでもコールキューイングは必要ですか?
A.むしろ少人数の現場ほど効果的とされています。回線数が限られ取りこぼしが起きやすいため、列で順番に処理できるコールキューイングが業務を回しやすくします。

Q5. コールキューイングの導入費用はどれくらいですか?
A.方式によって異なります。オンプレミス型は一般に20万円以上とされる一方、クラウドPBXは数万円〜10万円程度で導入できるとされています。ソクコムのようにユーザー・機能単位で選べるサービスなら、必要な分だけのコストに抑えられます。

Q6. オンプレミスとクラウドPBX、どちらを選べばよいですか?
A.高度なセキュリティや大規模拡張が前提なら オンプレミス型、コストを抑えて在宅・複数拠点でも使いたいなら クラウドPBX が向いています。中小企業やスタートアップには、初期費用を抑えやすいクラウドPBXが現実的な選択肢です。電話・通話に関する内容のため、実際の費用や仕様は提供サービスにより異なります。導入検討時は各社の最新情報をご確認ください。

監修: 阿野正貴

CTI製品に精通した、BtoC・BtoBテレアポ、コールセンター拠点立ち上げの専門家。急成長ベンチャー企業のコールセンターにてテレアポスタッフとして入社後、1年以内にトップ成績を上げ、BPO事業のアウトバウンド・インバウンドのコールセンター拠点立ち上げ責任者に抜擢。最大100席以上の大規模拠点をゼロから複数立ち上げた実績を持つ。2021年Foonz株式会社入社後、CTIツールの営業拡販、CPaaS・CTI製品開発の監修等に携わり現職。

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